
伝来
小大丸家
寸法
高サ3.6cm
左右6.5cm
重サ72.5g
所蔵者
東京 畠山記念館よかろう。
この染付銀杏香合は、番付にはしるされていないが、日本の注文の一種とみて銀杏の葉形は、ふるく日本の紋所ともなって鑑賞されているくらいだから、香合の形としても、しごく調和よくでき上がっている。
藍絵の叢から蜘蛛の巣のかかった文様の絵柄がおもしろい。
蜘蛛の巣の上に、小虫が飛んでいるようにもうかがわれて、雅趣まことにゆたかな香合である。
こういう文様は、あるいはこの香合一つかもしれない。きわめてまれな作品であるので、今日まで茶人がことに賞賛してきたものであった。
かつては、大阪の某茶人が愛蔵無二の品であった。
呉須にも銀杏の香合があるが、これも同じ頃の注文品であろうか。これは形物香合番付にも記載されている。

染付桃
他に大桃小桃あり 次点のものなり 参考品


