高さ9.9cm 口径59.0cm 底径29.5cm 元禄頃の輸出磁器のなかでも最も大振りの皿である。全面に楼閣と婦人の図、さらに菊、牡丹、太湖石などがあらわされているが、牡丹の枝に鳥籠が描かれているのもおもしろい。回りを七宝地文で埋め、六方の窓内には八宝をもった台などがあらわされている。外側には牡丹、菊、梅の折枝文を三方にあらわしている。わが国では他に例をみない華麗な作品である。