書名。全十巻。山高信離の稿本といわれます。わが国各地の陶業に関し、その窯伝・作家・特徴その他を詳述したものです。上古より近代に及び、精細を尽くした感があります。1917年(大正六)『日本陶磁器全書』巻一~巻五に、文辞章句を修正し頭辞を付して、『増訂大成陶誌』として採録されました。