お話 治兵衛 じへえ 大和国(奈良県)赤膚焼の陶工。もと京都清水の工大。寛政年中(1789-1801)に郡山藩主に招かれて伊之助という者と共に来て住み、赤膚焼の再興に従事しました。まず土を五条村(奈良県五条市)から取り、黄土に赤斑があって粗いものと白土とを用い、... 2012.12.16 お話人物原色陶器大辞典
お話 渋紙釉 しぶかみぐすり 瀬戸焼などの鉄釉が胎質の赤色と融和してちょうど渋紙のようにみえるものをいいます。『陶器考付録』瀬戸の条に「渋紙薬のものに安南渋薬のもの大交る」とあります。『山越伊三郎手記』の注に「破風慰なり、三品あるようで、本手といふは白土にてやはらかく木... 2012.12.14 お話原色陶器大辞典
お話 渋右衛門 しぶえもん 肥前有田南川原窯の陶家酒井田渋右衛門。「酒井田柿右衛門家系譜」によれば、六代柿右衛門(1690、元禄三年出生、1735、享保二〇年没)の後見者であるようで、五代(1691、元禄四年没)の弟。享保(年次の記録なし)9月晦日没(年令不明)とあり... 2012.12.13 お話人物原色陶器大辞典
お話 志野焼 しのやき 瀬戸系諸窯において焼かれた雅陶で、織部焼の一種。【特徴】志野焼は乳濁釉のところどころに紅赤色の火色を現わし、あるいはこれに鉄釉の疎画を加えます。胎土は白色粗糖、釉は他の陶磁器と異なり純粋な長石釉を施し、貫入があります。鉄絵の文様は極めて簡素... 2012.12.11 お話原色陶器大辞典
お話 志野丸壺 しのまるつぼ 大名物。漢作丸壺茶入。志野宗信の所持であったのでこの名があります。唐物丸壺としては粗造の方で、不規則な中に雅味があるようで、釉色の変化がおもしろく、だいたい大佗びづくりであります。宗信のあと滝川一益、後藤重藤、松平下総守に伝わり、維新後倉又... 2012.12.10 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 志戸呂焼 しとろやき 遠江国榛原郡五和村字志戸呂(静岡県榛原郡金谷町志戸呂)の産。いわゆる遠州好み七窯の一つ。窯は古く行基焼の名が残っています。天正年中(1573-92)に美濃国(岐阜県)久尻の陶工加藤庄右衛門景忠がこの地に来て五郎左衛門と改名して従業しました。... 2012.12.10 お話原色陶器大辞典
お話 七官青磁 しちかんせいじ 中国青磁に対するわが国における分類の一つ。釉色は天竜寺に比べて翠青色を帯び、砧に比べて透明性があります。ちょうど青ビ一ドロを見るようなすこぶる光沢が強い釉薬で、甕胎の含有鉄量はおおむね少ないようです。また砧・天竜寺にはだいたい貫大がないが、... 2012.12.07 お話原色陶器大辞典
お話 師匠坊肩衝 ししょうほうかたつき 大名物。唐物肩衝茶入。奈良東大寺内四聖坊(古来師匠坊または師聖坊にも作る)の什物であったことからこの名があります。総体の栗色地の上にところどころ青味のある柿金気釉がむらむらと漂い、黒飴の共色釉のなだれが二ヵ所、また柿金気釉のなだれがIヵ所あ... 2012.12.06 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 下枝 しずえ 名物。藤四郎春慶茶入。銘は茶入の景色を『続拾遺集』の澄覚法親王の「すみよしの松のしづえの藤のはないくとせ浪をかけて咲くらむ」に思い寄せたものです。土屋相模守所持、後年近藤廉平家に大りました。(『大正名器鑑』) 2012.12.06 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
原色陶器大辞典 敷島大海 しきしまたいかい 名物。古瀬戸大海茶入。古瀬戸作であるのに因んで敷島の大和の大海との意での銘であるだろうか。岡山池田侯の家老伊木三猿斎所持、東園家を経て明治末年に根津家に大りました。(『古今名物類聚』『大正名器鑑』) 2012.12.01 原色陶器大辞典大正名器鑑茶入