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原色陶器大辞典

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朱張茄子 しゅちょうなすび

大名物。唐物茄子茶入。朱張の銘は茶入の飴釉が朱色を帯びたところがあるのによる。手取りは極めて軽く、作行は精巧でしかも雅味があるようで、諸相を具備した茶入であります。京都渡辺半右衛門所持、大阪鴻池家にあったがその後諸家を経て名古屋佐野家に大り...
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修学院焼 しゅがくいんやき

後水尾上皇の修学院離宮での御庭焼で、1664年(寛文四)に開窯され、粟田口の陶工が製陶に携わりました。延宝(1673-81)頃まで焼かれたようで、遺品は少なく無銘、作風は堂上好みで仁清と共通しています。
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酒会青瓷 しゅかいせいじ

文政(1818-30)の刊本『陶器指南』の青甕十三品地土調合事の条にこの名がみえています。そして砧・天竜寺・七貫・酒会・大形手・ほくちう・ひしを手・飛・珠光の九種の青磁を挙げ、残り四品はまだ見ないといっています。その地土の調合は南京石土三貫...
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周茂叔 しゅうもしゅく

名物型物香合の一つ。呉須、葉大角。欄干があって大物があるようで、また水にちょぽちょぼしたものがありこれを蓮に見立てた。この蓮を眺める大物に因んで周茂叔と名付けた。周茂叔の愛蓮説の名文は著名であります。(『茶道笙蹄』『茶道名物考』)
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酒海 しゅかい

酒を大れる器で樽の類であります。『蒋紡切韻』に「樽は酒海なり」とあります。しかし『倭名類聚紗』には「今案ずるに、俗に用うるところの鱒と酒海は各おの異る。故に別にこれを挙ぐ」と注しているので、源順(911-83)の頃に酒海といったものは中国漢...
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修内司窯 しゅうないしよう

いわゆる中国南宋官窯で、郊壇下新官窯に先立って南宋室が青磁を焼かせた窯であります。この窯についての信ずべき記録は南宋の葉真が著わした『垣斎筆衡』で、それによると「中興江を渡る。郡成章なる者あるようで、後苑を提挙して部局と号す、故京の遺製を襲...
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爵 しゃく

中国周代の酒器。中国古代の飲酒器のうちで最も特殊な形を有し、古銅器のうちで最も華やかな美術的形態を具えています。銅器の爵は西洋の兜を逆さにしたような器体で、一方は尖って尾となり他の端は長く流れとなり、その4央には二本の柱があります。器側には...
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清水 しみず

中興名物。真中古茶入、柳藤四郎本歌。柳手の茶入なので、西行法師の「道の辺に清水流るる柳蔭しばしとてこそ立ちどまりつれ」の歌に因んで銘じました。丈がやや低い肩衝茶入で、景色の変化がおもしろく、ことに黄釉模様が一段と見事で見所が多いようです。寛...
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島物耳付 しまものみみつき

名物。島物茶入。釉色は光沢が美麗で普通の島物と趣を異にするが、産地不明のために島物の一種とみなされたらしい。小堀遠州の所持で久しく同家に伝わり、1885年(明治一八)に山村包直より小松宮家に献じられた。(『大正名器鑑』)
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絞手 しぼりで

染付の藍の線が彦み散って現われたのをいいます。安南焼によくこれをみる。