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茶道具

お話

田村文琳 たむらぶんりん

名物。漢作文琳茶入。田村は原所持者の名であるが何者であったのか明らかでなく、明治の田村子爵家の祖田村左京太夫が所持していたものではないかと推測されるだけであります。竹丹州土屋左門を経て松平上野介に伝わったもののようであります。のち江戸十人衆...
原色陶器大辞典

種壺 たねつぼ

伊賀・信楽・備前・常滑・瀬戸などの古窯から、数百年の昔から種壺・種浸壺と称される壺類が出ます。いずれも無釉のまま焼き締められたものです。吹出釉・焦げ・石ハゼなど巧まない偶然の景色があるようで、形状もまた古朴で少しの匠気もなく渋味がちなために...
お話

七夕茄子 たなぱたなすび

大名物。漢作茄子茶入。茶入の底にある七夕の二字の書判は相阿弥筆であるといい、『東山殿飾之記』に「針屋新左衛門小壺一茄七夕大永二年7月云々」とありますので、この銘は東山時代に名付けられたものであるでしょうが、その由来は詳かでないようです。総体...
お話

旅枕 たびまくら

花入の形の一種。円筒状の単純な姿でありますが、小形の旅枕に茶入が見立てて、名付けたものであるでしょう。姥口で、そのほとんどが背面に穴をあけて床柱に掛け、掛け花入として用いますが、草庵風の茶室用花入の代表的なものの一つであります。佗びた趣の強...
お話

種村肩衝 たねむらかたつき

大名物。漢作肩衝茶入。一名木下肩衝または都帰り。『松屋日記』に「種村肩衝近江の種村殿所持候故也」とあります。のち佐久間不干斎を経て木下宮内少輔に入り、木下肩衝といわれました。さらに堺の町人のもとに移りましたが、狩野探幽か大金を出して購入。1...
原色陶器大辞典

玉流釉 たまなだれぐすり

大隅国(鹿児島県)竜門司窯の一釉法。黒褐釉を濃厚に掛け、その上に青釉を流し掛けたもので、水注・花入・置物などの作に多いようです。いま玉流釉の花入をみますと、青釉が豊富に口から肩にうち掛かり、末は腰から裾まで走っています。あたかも荒磯に寄せ返...
お話

谷大海 たにたいかい

名物。古瀬戸大海茶入。小堀遠州の箱書付には大と口との二字を一字に合わせたようにみえ、また『小堀御遺物道具』には「大海大口稲留安左衛門」とありますので、この茶入はもと樋口某の所持したものかと思われます。遠州ののち稲留安左衛門、さらに諸家を転々...
伊賀

伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし

伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし共蓋。耳は福耳。腰に擂座。強い調子の箆文、ビードロと黄褐色の照りが相交錯し、強火のため素地土がふき出した鮮麗な釉調、どっしりとしてしかも穏当な姿、ただただ天のなせる逸物水指というほかありません。古...
お話

七夕 たなぱた

中興名物。金華山茶入、真如堂手。銘は一年に一度ぐらい取り出すほどに貴重な茶入という意味でもあるでしょうか。小堀家所持、神尾若狭守元珍、和田晋兵衛を経て、大正初年に名古屋の中村太郎家に入りました。(『大正名器鑑』)
お話

餓鬼腹 がきばら

中興名物。後窯茶入、鳴海窯織部好み。添書付に「遠州被申は、まだらの御座候茶入、餓鬼腹に能似申候とて、がきばらと名付申候」といいます。古田織部の好みにより鳴海窯で焼かせたものであります。前田利常がこれを求め、のち幕府に献上七だが再び同家に帰り...