お話 かはづ肩衝 かわずかたつき 八幡名物。唐物、肩衝茶入。形が蛙に似通っていますので、『新古今集』前大納言忠良の歌「折にあへばこれもさすがにあはれなり小田のかはづの夕暮のこゑ」によって名付けられたといいます。総体黒飴釉一色ではなはだ無景のようではありますが、胴紐下にひっ付... 2011.05.24 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 神谷肩衝 かみやかたつき 大名物。古瀬戸茶入。『茶器目利集』に「加賀家中神谷内膳所持」とあることから、この姓を名としたことがわかります。『麟鳳亀龍』は「ぬめりたる柿に黒むらくとかiり、斑にきれたる所もありながれたる所もあり、ろくろ強し、黒の上かなけ強し、うるはしき出... 2011.05.23 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 金森肩衝 かなもりかたつき 名物。古瀬戸、肩衝茶入。金森家が所持していたための銘であるでしょう。無疵で総体に黒飴釉の光沢が麗しく、胴体を継櫨が荒く馳け巡って一段の景色をなし、柿色もまた見事で腰廻りの釉溜まりの光沢も申し分なく、作行おもしろく見所の多い茶入であります。金... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 金森大海 かなもりたいかい 名物。古瀬戸、大海茶入。金森を冠する他の茶入と同じく、金森出雲守可重の所持によるものであるでしょう。総体に黒飴釉と柿金気色とが錯綜してさまざまな景色を現し、内外ともに釉色に光沢が多く、無疵で最も完備した大海茶入であります。金森家より小堀遠州... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 金森丸壺 かなもりまるつぼ 大名物。唐物、丸壺茶入。もと金森出雲守可重が所持していたことからこの名があります。丸く肉厚く一種の口造りはまったく他と異なり、その甑が高いために容姿は極めて見事で、釉色は紫・黒色ともに冴え冴えとして景色のおもしろい茶入であります。もと豊臣秀... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 思河 おもいかわ 中興名物。国焼茶入、唐津焼。銘は小堀遠州の撰、『壬生集』藤原家隆「思河まれなる中に流るなりこれにもわたせ鵠の橋」の歌意によります。思河は福岡県筑紫郡にあり逢初川・漆川とも呼びます。古歌には思初川・思川とあり、唐津焼から連想したらしいです。切... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 恐 おそらく 名物。真中古茶入、橋姫手。銘の由来については種々の憶説かありますが、「おそらくこの茶入に及ぶものはないだろう」との自慢の意だろうとみる説が穏当であります。瀬戸釉のあらん限りの色彩を集めたかと思われる景色が特徴であります。もと小堀家蔵、信濃国... 2011.05.15 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 織田文琳 おだぶんりん 名物。唐物文琳茶入。織田氏が所持したものであるらしいですが、織田のどういう人であるのか不明。釉質は非常に天目釉に似たところがあって、形状と共に文琳中一種の変作であります。近衛家伝来、1918年(大正七)三井家に入りました。(『大正名器鑑』) 2011.05.15 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入
お話 置紋大海 おきもんたいかい 中興名物。古瀬戸茶入、大海。もと三足香炉であったのを小堀遠州が足を取って茶入に転用したもので、甑際に一つの花文様があるのでこの名があります。大寂物で一種異様な大海といえます。遠州のあと美濃屋庄次郎、柏木等伯、朽木伊予守、松平乗邑、土屋相模守... 2011.05.14 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 大鳥大海 おおとりたいかい 中興名物。古瀬戸、大海茶入。銘は小堀遠州が命じたものです。古瀬戸としては無類の出来で、これより上はないということで大鳥というともいい、大振りであるためだともいいます。時代は古く大寂びづくりですぐれた茶入といえます。遠州所持、美濃家庄三郎、朽... 2011.05.13 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入