日本 顔回 がんかい 顔回 がんかい瓢箪花入。利休作。竹花入や籠にも勝って忙しい瓢の花入は、自然の造化の妙によるひょうげた姿をしており、そのまま一輪の茶花を挿すのによい花入となっています。「花は野にあるように」と教えた利休... 2024.01.30 日本花入茶道美術鑑賞辞典
中国 唐物四方籠花入 からものよほうかごはないれ 唐物四方籠花入菱形の底から編み上げた籠の口造りも菱形をなしています。四隅にあてた幅広い竹は、補強と装飾の役をなしています。手は二つ割の竹を折り曲げ、また二つに割って籠に結びつけています。本体の形も手の... 2024.01.30 中国花入茶道美術鑑賞辞典
中国 唐物南京玉籠花入 からものなんきんだまかごはないれ 唐物南京玉籠花入典型的な唐物花籠の形式をそなえているうえに、装飾に南京玉がはめ込まれているのが珍しく、古来有名な籠です。作風は幅広い縦に細い緯を編みつけ、肩から上に二段の曲線を造形し、肩に透かしの装飾... 2024.01.30 中国花入茶道美術鑑賞辞典
中国 唐物手付籠花入 からものてつきかごはないれ 唐物手付籠花入唐物手付籠は俗に「牡丹籠」、または「霊照女籠」とも呼ばれ、広間の花入に使用されます。これは明代に中国でつくられた籠で、全体が細い竹と藤の精緻な細工によって編み上げられています。菊底の編み... 2024.01.30 中国花入茶道美術鑑賞辞典
日本 桂川 かつらがわ 桂川 かつらがわ籠花入。利休が桂川のほとりを散策の折、鮎を釣る人の腰にある魚籠の形が面白いのを発見し、請い求めて花入に見立てたものといいます。口は蛇腹に胴は山道に編み上げ、底は網代です。口辺の折返しの... 2024.01.30 日本花入茶道美術鑑賞辞典
大名物 園城寺 おんじょうじ 園城寺一重切竹花入。利休作。大名物。天正十八年、小田原攻めに随行した利休は、韮山江川邸の竹で「尺八」「夜長」「園城寺」の三種の竹花入をつくりました。この「園城寺」は一重切花入で、上部に花窓を一つあげた... 2024.01.30 大名物日本花入茶道美術鑑賞辞典
日本 小田原 おだわら 小田原一重切竹花入。利休作。「小田原」の銘は、小田原北条氏攻略の陣中でつくられたとの由緒によるものでしょう。韮山竹の三作と竹質が違っているのは、伐った場所が異なるのかもしれません。上部に輪を残して花窓... 2024.01.30 日本花入茶道具茶道美術鑑賞辞典
亜州 淡路屋舟 あじあわじやぶね 淡路屋舟砂張舟花入。大名物。「松本舟」「針屋舟」とともに天下三舟の一つ。これに「艦」「茜屋舟」を加えて五舟といいます。砂張は錫と銅の合金で、錫の含有量が多いほど表面はガラス張りのように透明となり、その... 2024.01.30 亜州大名物茶道美術鑑賞辞典金物
中国 茜屋舟 あかねやぶね 茜屋舟砂張舟花入。「茜屋舟」の銘は所持者名と思われます。天正五年の年紀のある『茶湯道具名寄』によると、茜屋は二家あり、宗佐と宗休(吉松)の二人が同時代の人としてあげられており、前者は唐物「茜屋柿」、後... 2024.01.30 中国花入茶道美術鑑賞辞典
お話 可杯 べくはい 可杯 べくはい可杯 べくはい酒を乾さなければ下に置けない盃を可杯または略して「べく」といいます。天狗盃・徳須などの攻め盃が可杯に属します。※てんぐはい※とくす 2011.07.25 お話光悦