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茶道具

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音羽焼 おとわやき

京焼の一つでその源流に当たるものであります。天正二五七三-92)または文禄(1592-6)の頃に音六・音羽屡九七らが始め、享保年間(1716-36)に窯を五条坂(東山区)に移して五条清水焼といきました。ただし京焼の時代的区画は判然とせず、永...
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音羽山 おとわやま

中興名物。破風窯茶入、音羽手本歌、略称音羽。銘の由来は、京の町人かすばらしい茶入を所蔵していることか小堀遠州の耳に入って、数年ののち遠州はこれを伏見の里で手に入れましたが、その聞の憧れの意をこめて音羽山と銘としました。おそらく『古今集』恋歌...
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鬼薊 おにあざみ

名物。楽焼茶碗、赤、宗全作。銘は覚々斎千原叟が命名したもので、茶碗の釉色がちょうど鬼薊の花葉に似ていることによったものらしいです。宗全作の中で最も著名なものです。釉色は申し分なく形状もまたよいです。名古屋関戸家蔵。(『大正名器鑑』)
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緒に桶・鬼桶 おにおけ

古信楽などの桶形のもので、のちに水指に転用されました。ちょうど樽の鏡を破ったような鈍重無形容のものです。もとは農家の婦人の梓を入れる桶で、緒桶が転化して緒に桶となりまた通じて鬼桶に作られました。信楽焼に最も多く、伊賀焼では桐山窯に少しあり、...
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御深井焼 おふけやき

尾張徳川家の御用窯。名古屋城の外廓御深井丸にあったものです。藩祖義直が産業の保護政策から瀬戸工の分散を惜しみ、1610年(慶長一五)まず美濃国土岐郡郷ノ木村(岐阜県土岐市曾木町)にいた藤四郎十四世の孫仁兵衛(岳翁、古仁兵衛)と唐三郎(利右衛...
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女郎花肩衝 おみなえしかたつき

中興名物。古瀬戸肩衝茶入。小堀遠州の選んだ銘であります。小形でやさしいこの茶人には最もふさわしい銘といえます。伊勢国神戸(三重県鈴鹿市神戸)の城主本多伊予守所持、のち松平不昧、岡田伊勢守、京都東本願寺、藤田平太郎家と転伝しましたが、井上薫の...
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思河 おもいかわ

中興名物。国焼茶入、唐津焼。銘は小堀遠州の撰、『壬生集』藤原家隆「思河まれなる中に流るなりこれにもわたせ鵠の橋」の歌意によります。思河は福岡県筑紫郡にあり逢初川・漆川とも呼びます。古歌には思初川・思川とあり、唐津焼から連想したらしいです。切...
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面影 おもかげ

中興名物。真中古茶入、野田手。銘は『伊勢物語』の「人はいざ思ひやすらん玉かづら面影にのみいとど見えつつ」の歌意により、その魅力をたたえて名付けたものです。野田本歌がすでに焼失している今日、その面影であるこの茶入は野田手の代表作といってよいで...
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オリエント先史土器 オリエントせんしどき

オリエント最古の土器はチグリス河流域のジャルモ遺跡の出土品で、紀元前六千年から五千年頃と推定されます。麦藁状のスサを混ぜた土でつくられた鉢・碗の類で、幾何学的な文様を施したものがあります。次のハッスナ期には壺かおり、幾何学的文様の刻文や彩色...
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織部沓 おりべぐつ

名物。国焼茶碗、織部。沓形で外部は純黒釉が幕のように白釉の上に掛かり、沓形の一方には簸のような粗画があります。箆作りは奇抜で、作行はほとんど御所丸黒刷毛と異ならないようです。高台内に古田織部の花押があります。箱書付によれば織部が茶友溝口伯者...