お話 苔志水 こけしみず 名物。楽焼き茶碗、赤、長次郎作。苔志水は苔清水の当て字であります。『名物目利聞書』に「西行の歌に、とくとくと落つる岩間の苔清水くみほす程もなきすまいかな、仙叟此歌を取て名に付けられしよし」とあります。小服で筒形の気の利いた作行。ノンコウなど... 2011.06.07 お話原色陶器大辞典
お話 高野川石 こうのがわいし 愛媛県砥部焼の原料石。鴻川石とも書きます。伊予市双海町の瀬戸内海に面するところから採掘します。長石質で釉薬の原料もしくは火度の強い素地に調合して火力を強めるのに用いられます。その発見者は砥部の窯家守本勇治郎。(寺内信一) 2011.06.06 お話原色陶器大辞典
お話 広窯 こうよう 中国広東省肇慶府陽江県にあるようで、宋の南渡後に創始されたといいます。その後明代に至り南海県仏山鎮の石湾村に移り、陽江の旧窯はすでに消滅したといいます。近世これを仏山窯または石湾窯と称して大量生産を行っているようであります。いわゆる広東海鼠... 2011.06.06 お話原色陶器大辞典
お話 後楽園焼 こうらくえんやき 水戸徳川家の江戸小石川邸後楽園内(文京区)において宝暦年間(1751-64)に始まった御庭焼。初め楽焼きの類、天保年間(1830-44)に至って紀州偕楽園焼に倣って交趾写しを焼いました。非常に上好の器であります。しかし売品でないので世に残る... 2011.06.06 お話原色陶器大辞典
お話 河野仙右衛門 こうのせんえもん 薩摩国(鹿児島県)竪野窯の陶工。明和年中(1764-72)の人で巧手として有名でありました。製品は白釉蜃器および各色釉の器物。竜門司窯の川原芳工は彼に師事して陶法を研究しました。(『薩摩焼総鑑』) 2011.06.06 お話原色陶器大辞典
お話 匝窯 こうよう 新しい匝鉢の使用に先立ってそれを空焼する窯。『陶説』陶冶図説其四曰製造匝鉢の項に「窯に入れて空焼すること一次にして方めて応用すべし」とあるようで、その按文に「旧制を按ずるに、窯に六あるようで、匝窯は一に居る。作に二十三あるようで、匝作は一に... 2011.06.06 お話原色陶器大辞典
お話 香蘭社 こうらんしゃ 肥前有田の製磁工場。1874年(明治七)外国輸出品の大量生産を目的とし深川栄左衛門・手塚亀之助・深海墨之助・辻勝蔵の四名によって組織され、深川が社長でありました。その後社員間に意見の不統一をきたし、ついに深海・手塚・辻は川原忠次郎を加えて1... 2011.06.06 お話原色陶器大辞典
お話 河野忠次 こうのちゅうじ 明治初年の温故焼の陶工。大雅と号しました。同焼創始者清水平七の弟勇助(号石僊)と図って県の補助を受けて石僊陶業改良会を起こし、大いにその改良発展をなしました。 2011.06.06 お話人物原色陶器大辞典
お話 香蓮 こうれん 明治の東京の手握ね女流製陶家。本名服部ツナ。1850年(嘉永三)生まれ。蓮葉その他の細密彫刻に長じ茶器・筆洗・香炉などをつくりましたが、特に女人塑像に巧妙で海外にもその名声が伝わりました。初め四谷(新宿区)の室住寛の妻から伝習し、1877年... 2011.06.06 お話人物原色陶器大辞典