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通円 つうえん

京都でつくられた茶器・瓶などにこの銘を付したものかおり、多くは楽焼であります。通円とは平安時代末期から宇治の橋守をしていた家名で、そのはじめは宇治橋の大蛇を退治した源頼政に起こったといいます。また秀吉の時代にはその命を受けて茶の湯用の水を汲...
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通庵焼 つうあんやき

近江国(滋賀県)の古陶。寛保年間(1741-4)より文政(1818-30)初年まで勝野(高島市勝野)で製作されたもので、文政の末にはすでに残存するものはまれであったと『鴻溝録』(1824、文政七年刊。大溝藩士前田長畝著)にみえます。小判形の...
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賃挽 ちんびき

陶工が日給または月給でなく一個当たりいくらという定めで仕事をすることをいいます。瀬戸系窯場の語。京都ではセイフン、有田ではウケトリといいます。出来高工賃または出来高払いのこと。
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珍ノ山窯 ちんのやまがま

佐賀市珍ノ山にあり唐津焼の古窯。水町説によれば、実は窯跡ではなく、邸内の捨場から徳利などが出土したのを誤まって古窯と称したようであります。(『茶わん』四四水町和三郎)
人物

沈寿官 ちんじゅかん

薩摩国(鹿児島県)苗代川焼の陶工。帰化朝鮮人である沈当吉の十代目で、明治時代の名工。1857年(安政四)苗代川窯に初めて磁器工場が設けられた際その主取役を命ぜられ、コーヒー茶碗・洋食器などの輸出品、および雑器をも産出しました。1873年(明...
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縮緬高台 ちりめんこうだい

高台内の土に縮緬皺のようなこまかいささくれのあるものです。坏土調合の不均整のため高台削りの時に生ずるものでありますが、湿度、琥櫨回転の調子、カンナの具合なども関係します。伯庵茶碗の見所の一つとされます。唐津焼にはこれが多いようです。
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直焔式窯 ちょくえんしきがま

焼成すべき品物に直接焔が触れるような様式の窯。燃焼ガスが直接品物に触れても差し支えないガス窯とか、品物が焔に触れる方がよい工芸品などの焼成に用いられる窯の様式であります。すなわち害窯ぱそ分代表的なものであります。チョクントンギ朝鮮語で小形の...
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猪口画師 ちょくえし

瀬戸磁器の始まった頃から江戸において江戸絵付というものが起こり、多く磁製の猪口・爛徳利・小皿・小鉢・急須・煎茶器・湯呑みなどに江戸名所あるいは花鳥・美人画などを焼き付けました。当時これに従事した陶画工を猪口絵師と呼んでいました。(『日本近世...
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猪口・鍾口 チョク

膳部に用いる陶製の小さく深い器。また陶製の酒盃で形は小さく上が開き下が狭まったものです。猪口は当て字で鍾の字の大声の呉音を写したものといわれ、また朝鮮の鍾除(朝鮮音チョンク)の転誰ともいいます。鍾の字は古くからみられますが、チョクは寛文(二...
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猪肝 ちょかん

豚の肝に似た色で、大紅の系統に属する色であります。中国元代の紫釉はこれに近いといいます。許之衡によれば、「大紅術して抹紅となり蚕紅となり橘紅となり猪肝羊肝となり茄皮紫となり雲豆となる」といいます。