井上清二 いのうえせいじ

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鶴田 純久の章 お話

京都の陶工。
名を庄介といい尾張国(愛知県)の人。
初め丸窯師・彫り物師として彦根藩窯湖東焼にいましたが、そこの廃止後京都の幹山伝七の工場に入りました。
また清水の井上清二の養子となりその死後名を継いで清二と改めました。
挽きものが巧みでまた捻りものにも妙味があり、幹山の工場廃業後は自宅で磁器の製作に従事し、もっぱら交趾風の楽焼をつくりました。
銘には清二の刻印があります。
1890年(明治二三)1月4日没、六十二歳。
(『湖東焼之研究』)

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