含珠焼 がんじゅやき

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鶴田 純久の章 お話

1887年(明治二〇)頃佐賀県杵島郡小田志村(武雄市西川登町小田志)の樋口治実(棣花堂)の創始。螢手のように透明な部分のある磁器で、特許第四〇五号「磁器に透明紋様を顕わす方法」(1887年、明治二〇年一二月二日)によったもの。しかし製作に当たって破損が多かったので永続しなかった。1896年(同二九)頃長崎県東彼杵郡上波佐見村(波佐見町)の田中宇太郎がまた珠焼をし始め、1924年(大正一三)に及んだ。(『日本近世窯業史』『日本陶瓷史』『大日本窯業協会雑誌』三五)

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