深海竹治 ふかみたけじ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

有田の陶家。英山または宗竹と号した。深海平左フカエ→エンゴロ衛門の子で墨之助の弟。画を柴田花守に学び、長崎に行き鉄翁を師とした。兄墨之助を助けてもっぱら技術の工夫に熱中し、磁器釉下の青料以外の色料を用いて染付をつくるなどの工夫をこらした。製磁会社が成立すると製作技術を担当し精巧な器物をつくったが、墨之助の死後会社が不振になったので1897年(明治三〇)有田徒弟学英山英麓庵宗竹校の教師になった。翌年一月病気のため50歳で没した。作品には年木庵喜三製・英山英麓・宗竹らの銘を押した。(『有田磁業史』『肥前陶家伝』)

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