瀬戸唐津皮鯨茶碗 せとがらつかわくじらちゃわん

瀬戸唐津皮鯨茶碗
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鶴田 純久の章 お話
瀬戸唐津皮鯨茶碗
瀬戸唐津皮鯨茶碗

瀬戸唐津は、唐津で焼かれたものとされてきましたが、確実な根拠はありません。京焼とも考えられますが、京焼に類似の作品をみませんので、今後の研究を待つよりほかはありません。瀬戸唐津と呼ばれる所以は、素地土が瀬戸風なところからで、不明なもの、どちらともいえるものに両者の名称を合わせて付けるのは、茶人のよくする知恵です。皮鯨という名称は、口縁の黒釉と白い肌が、皮付きの鯨肉に似ているところからきたものです。夏茶碗として《寸法》高さ五 、湯洒な趣の茶碗です。《伝来》尾州織田徳兵衛 。0 口径15.4~15.9 高台径5.1 同高さ0.6 重さ272《所蔵》滴翠美術館

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