万暦赤絵枡水指 ばんれきあかえますみずさし

万暦赤絵枡水指 ばんれきあかえますみずさし
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鶴田 純久の章 お話
万暦赤絵枡水指 ばんれきあかえますみずさし
万暦赤絵枡水指 ばんれきあかえますみずさし

この手を枡鉢といいます。
水指に見立てたもの。
万暦赤絵は明代万暦年間(1573~1619) 景徳鎮窯の製。
嘉靖隆慶年間(1522~72)のものも含める。
この時代は中国赤絵の最盛期で、いわゆる五彩の技法が完成されました。
この器は嘉靖の製ですが、茶人は古くから万暦赤絵の称をもって通しています。
口縁外開き形を口紅の錆釉が調子を引き締め、これに五彩をもって丸龍を大きく描き、その四隅に瀟洒な草花絵を添え、絵付は少し繁ではありますが、何となく中国的な堅さを離れた親しみがあり、水指としての寸法によく適っています。
【付属物】箱蓋裏書付・平瀬家蔵印
【伝来】平瀬家
【寸法】 高さ:9.7 口径:18.1 底径:13.9 重さ:1400

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