妙喜庵功叔造茶杓 みょうきあんこうしゅく 共筒

妙喜庵功叔造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
妙喜庵功叔造茶杓
妙喜庵功叔造茶杓

節なし茶杓。
古風に中心に高樋を置き節で止めているが、ごまをまじえた竹を用いたところに時代の相違をみる。
筒は真筒で細造り。
下部に功叔自筆で「妙喜庵(花押)」の文字はメ印とともに流麗である。
功叔は利休門下、山崎妙喜庵(東福寺派)住職。
寺に利休好みの茶室待庵を営む。
秀吉に殊遇され茶を献じ四十石を賜わる。
文禄三年六月二十九日寂。
【付属物】內箱——桐白木栈蓋、蓋裏書付如心宗左筆「妙喜庵茶杓筒共宗旦文添丁々軒(花押)」 外箱樅白木、蓋裏貼紙書付「功叔(中略)始紹鷗門人後ニ利休高弟(後略)」 添状―千宗旦筆
【寸法】茶杓ー長さ22.3 幅0.45~0.9 厚さ0.3 筒長さ24.0 径2.0

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