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鶴田 純久の章 お話
廬山図
廬山図

玉澗筆、自賛。
重文。
本図と「瀑布図」(617~頁上)とは、もと京都広隆寺に所蔵されていた横物の大幅を、佐久間将監が茶室に掛けるため三幅に切断したときの右二幅に相当し、切断前の姿は、根津美術館の模本(同頁下)によってわかる。
廬山は江西省九江の南にある山で、名峰奇瀑の景勝で名高く、詩人の詩興をそそり、画家格好の主題となった。
香炉峰の景観を詠じた自賛の詩と「玉潤」の落款がある。
【付属物】箱―書付小堀遠州筆外題相阿弥筆添状―二、林道春・狩野探幽筆
【伝来】 足利義政広隆寺 佐久間将監真勝徳川家光 若狭国酒井忠勝徳川家
【寸法】 全体一縦122.0 横79.7 画面 縦34.9 横62.1

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