六祖破経・截竹図 ろくそはきょう・さいちくのず

六祖破経・截竹図
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鶴田 純久の章 お話
六祖破経・截竹図
六祖破経・截竹図

重文。
禅宗の第六祖慧能の逸話を画いた禅機図で、「破経図」は、「不立文字」すなわち観念よりも体験を重んずる禅の要諦を破経というしぐさで表象したものであり、「截竹図」は、竹を伐ったとき、鉈の音が静寂を破って響いた瞬間に大悟したという慧能の禅機を画いたもの。
両図ともに足利義満の鑑蔵印「道有」朱文二重廓方印があり、本図の伝来を示している。
款記は「梁楷」。
【伝来】 足利義満西本願寺若州酒井家(截竹図)・出雲松平家(破経図)
【寸法】 破経図(右)全体―縦172.9 横49.0 画面 縦72.8 横31.7 截竹図(左)全体一縦172.9 横49.0  画面 縦72.8 横3.7
【所蔵】 東京国立博物館(截竹図)

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