朝鮮唐津一重口水指 ちょうせんがらつひとえぐちみずさし

朝鮮唐津一重口水指 ちょうせんがらつひとえぐちみずさし
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鶴田 純久の章 お話
朝鮮唐津一重口水指 ちょうせんがらつひとえぐちみずさし
朝鮮唐津一重口水指 ちょうせんがらつひとえぐちみずさし

朝鮮唐津は古唐津の一種。
黒飴色の天目釉と、失透による白海鼠釉のかけ合いによる面白さが特徴とされます。
この水指は平形、単純な一重かえって力強く、轆轤筋が整い、畳付は板起しで土見。
素土は粗笨だが堅く焼き締まり、内側には叩き目があります。
この作振りに加えて胴以下に白釉、上から黒釉を流しかけ、さらに口縁から別に大きく白釉が滝のように流下、一部鉄釉を溶かして薄い青海鼠色を現わしています。
この変化する三つの釉色、その釉止まり際の力強さ、天工まことに人目を奪うものがあります。
朝鮮唐津水指中の逸品。
【寸法】 高さ:(通高)16.7、(像高)15.0 口径:18.0~20.2 重さ:1310

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