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重要文化財

墨蹟

竺仙梵僊 偈頌 じくせんぼんせん げじゅ

竺仙梵僊 偈頌竺仙梵僊 偈頌重文。鎌倉末期に元から渡来し、日本における禅風の振興に大きな貢献をした竺仙梵が、明叟斉哲が真如寺の住持に就任するのを祝賀し、安国寺住持無徳至孝の韻に次いでつくった偈頌である...
墨蹟

参寥道潜 書翰 さんりょうどうせん しょかん

参寥道潜 書翰参寥道潜 書翰重文。北宋末に雲門宗の法系に出て、詩文でも有名であった参寥道潜が、その道友淑通教授に送った書翰で、現存墨蹟中、最古のものの一つである。その書風はまことに枯淡で、しかもそのう...
墨蹟

兀庵普寧 東巌慧安宛書翰 ごったんふねいとうがんえあんあてしょかん

兀庵普寧 東巌慧安宛書翰兀庵普寧 東巌慧安宛書翰重文。文応元年(1260)に来朝し北条時頼の帰依を受けて建長寺に住したが、文永二年(1265)飄然と宋に帰った兀庵普寧が、その三年後の歳末に、日本におけ...
墨蹟

高峰顕日 高雄山に遊ぶの詩 こうぼうけんにち たかおさんにあそぶのし

高峰顕日 高雄山に遊ぶの詩高峰顕日 高雄山に遊ぶの詩重文。無学祖元の法を嗣ぎ那須の雲巌寺を開創した高峰顕日が、紅葉の名所として知られる高雄山の神護寺を訪れ、その美しい自然に感じてつくっ詩を、神護寺の子...
墨蹟

一山一寧 六祖の偈 いっさんいちねい ろくそのげ

一山一寧 六祖の偈一山一寧 六祖の偈重文。元より来朝して公武の帰依を受け、禅林の学問および文学(五山文学)の興隆に大きな影響を与えた一山一寧が、南宗禅の祖、六祖慧能の偈を書いたもの。大鑑慧能は嶺南新州...
墨蹟

一休宗純 遺偈 いっきゅうそうじゅん ゆいげ

一休宗純 遺偈一休宗純 遺偈重文。大徳寺派の巨匠で、風狂をもって知られた一休宗純が、その示寂に際して書きのした遺偈である。「この南閻浮州すなわち世界には、わしの禅のわかるものは一人もおらん。よしんば虚...
古筆切

名家家集切 めいかかしゅうぎれ

名家家集切伝紀貫之筆。重文。『深養父集』断簡。深養父・元方・是則・興風・兼輔・公忠の歌集の断簡が知られ、『兼輔集』は『堤中納言集』として、もとの胡蝶装の冊子本が巻子本に改装され秩父宮家に秘蔵されている...
古筆切

二盲懐紙 にしゅがいし

二盲懐紙藤原秀能筆。重文。二首和歌。大屋(藤原)秀能(1184~1240)は北面の武士であったが、歌に秀で、後鳥羽院に仕え多くの秀歌を残している。もと袖の裏面に記されていた「建仁元年六月晦日和謌会当座...
古筆切

継色紙 つぎしきし

継色紙伝小野道風筆。重文。『古今集』巻三(抄出本)断簡。白地の鳥の子紙の一面(二頁分)に『古今集』を書写した粘葉本冊子の一葉である。上の句を右一頁に、下の句を左一頁に散らし書にしている。右半分には夏の...
古筆切

佐竹本三十六歌仙絵 さたけぼんさんじゅうろくかせんえ

佐竹本三十六歌仙絵伝藤原信実絵・伝後京極良経詞・平兼盛像。重文。佐竹本中、躬恒と貫之(位署と歌のみ遺存)は江戸初期に欠失し、狩野探幽が二図を補筆し、また下巻頭に住吉神社の詞と歌とが記され、住吉神社の風...