お話 金森肩衝 かなもりかたつき 名物。古瀬戸、肩衝茶入。金森家が所持していたための銘であるでしょう。無疵で総体に黒飴釉の光沢が麗しく、胴体を継櫨が荒く馳け巡って一段の景色をなし、柿色もまた見事で腰廻りの釉溜まりの光沢も申し分なく、作行おもしろく見所の多い茶入であります。金... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 金森大海 かなもりたいかい 名物。古瀬戸、大海茶入。金森を冠する他の茶入と同じく、金森出雲守可重の所持によるものであるでしょう。総体に黒飴釉と柿金気色とが錯綜してさまざまな景色を現し、内外ともに釉色に光沢が多く、無疵で最も完備した大海茶入であります。金森家より小堀遠州... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 金森丸壺 かなもりまるつぼ 大名物。唐物、丸壺茶入。もと金森出雲守可重が所持していたことからこの名があります。丸く肉厚く一種の口造りはまったく他と異なり、その甑が高いために容姿は極めて見事で、釉色は紫・黒色ともに冴え冴えとして景色のおもしろい茶入であります。もと豊臣秀... 2011.05.22 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 加藤小肩衝 かとうこかたつき 中興名物。古瀬戸、肩衝茶入。銘は所持者の姓に因みます。柿金気釉中に黒飴色の鴇斑が全面をおおい、古瀬戸の特色が十分に現れています。加藤左馬介嘉明がかつて所持し同家に代々伝わりましたが、のち伊勢神戸城主本田伊予守忠統の蔵となり、さらに若狭国酒井... 2011.05.21 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑茶入
お話 風折 かざおり 風折 かざおり黒楽茶碗。長次郎作。名物。宗旦銘で、胴にくびれがあり、その形を風折烏帽手に見立ててこの名がある。珍しい筒形で、高台は大きく、頑丈な造りで作行きに力があり、胴の窪みや高台造りなど変化をみせた作風である。かつて胴に宗旦の直書があっ... 2011.05.19 お話原色陶器大辞典大正名器鑑日本茶道美術鑑賞辞典長次郎
お話 香久山 かぐやま 荒磯 あらいそ香久山 かぐやま黒楽茶碗。ノンコウ作。名物。加賀ノンコウ七種の内。銘は黒釉の中に白釉が点在するので、「白妙の衣ほすてふ天の香久山」の歌に因んだものといわれる。鉄鉢形の異色な姿で、素地は薄く、口造りは山道になり、形も湯洒であって... 2011.05.18 お話原色陶器大辞典大正名器鑑樂茶道美術鑑賞辞典
お話 鏡河 かがみがわ 中興名物。金華山茶入、真如堂手。銘は『夫木集』神祇伯顕中の大治三年(一回一八)8月広田社歌合月述懐の歌「鏡河かけ見る月に底澄みて沈むみくつのはつかしきかな」によります。真如堂手中光沢一段と麗しく、本歌とほとんど異なるところのない茶入でありま... 2011.05.17 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶道美術鑑賞辞典
お話 女郎花肩衝 おみなえしかたつき 中興名物。古瀬戸肩衝茶入。小堀遠州の選んだ銘であります。小形でやさしいこの茶人には最もふさわしい銘といえます。伊勢国神戸(三重県鈴鹿市神戸)の城主本多伊予守所持、のち松平不昧、岡田伊勢守、京都東本願寺、藤田平太郎家と転伝しましたが、井上薫の... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 思河 おもいかわ 中興名物。国焼茶入、唐津焼。銘は小堀遠州の撰、『壬生集』藤原家隆「思河まれなる中に流るなりこれにもわたせ鵠の橋」の歌意によります。思河は福岡県筑紫郡にあり逢初川・漆川とも呼びます。古歌には思初川・思川とあり、唐津焼から連想したらしいです。切... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 面影 おもかげ 中興名物。真中古茶入、野田手。銘は『伊勢物語』の「人はいざ思ひやすらん玉かづら面影にのみいとど見えつつ」の歌意により、その魅力をたたえて名付けたものです。野田本歌がすでに焼失している今日、その面影であるこの茶入は野田手の代表作といってよいで... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入茶道美術鑑賞辞典