人物 沈寿官 ちんじゅかん 薩摩国(鹿児島県)苗代川焼の陶工。帰化朝鮮人である沈当吉の十代目で、明治時代の名工。1857年(安政四)苗代川窯に初めて磁器工場が設けられた際その主取役を命ぜられ、コーヒー茶碗・洋食器などの輸出品、および雑器をも産出しました。1873年(明... 2011.07.07 人物原色陶器大辞典花入
原色陶器大辞典 千巻・綜 ちまき 花器の形の一つ。小形の掛け花入で、口が広く尻に行くに従って狭まり、それにねじ抜きのような螺旋の手法を残しています。備前焼にこの形が多く、また南蛮千巻は特に珍重されます。 2011.07.06 原色陶器大辞典花入
原色陶器大辞典 帖佐焼 ちょうさやき 大隅国姶良郡帖佐村字宇都(鹿児島県姶良市)にあったものです。慶長の役後の1598年(慶長三)に島津義弘に従帰した金海(星山仲次)によって、1601年(同六)に開創されたもので、実に薩摩藩窯の根元であります。この窯は義弘の茶道への執心から出て... 2011.07.06 原色陶器大辞典花入
原色陶器大辞典 種壺 たねつぼ 伊賀・信楽・備前・常滑・瀬戸などの古窯から、数百年の昔から種壺・種浸壺と称される壺類が出ます。いずれも無釉のまま焼き締められたものです。吹出釉・焦げ・石ハゼなど巧まない偶然の景色があるようで、形状もまた古朴で少しの匠気もなく渋味がちなために... 2011.07.04 原色陶器大辞典花入
お話 旅枕 たびまくら 花入の形の一種。円筒状の単純な姿でありますが、小形の旅枕に茶入が見立てて、名付けたものであるでしょう。姥口で、そのほとんどが背面に穴をあけて床柱に掛け、掛け花入として用いますが、草庵風の茶室用花入の代表的なものの一つであります。佗びた趣の強... 2011.07.04 お話原色陶器大辞典花入
原色陶器大辞典 玉流釉 たまなだれぐすり 大隅国(鹿児島県)竜門司窯の一釉法。黒褐釉を濃厚に掛け、その上に青釉を流し掛けたもので、水注・花入・置物などの作に多いようです。いま玉流釉の花入をみますと、青釉が豊富に口から肩にうち掛かり、末は腰から裾まで走っています。あたかも荒磯に寄せ返... 2011.07.04 原色陶器大辞典花入
中国 竹の子 たけのこ 青磁花入の一種。胴から頚の部分に幾筋もの模筋があります。砧青磁で、あたかも笥の皮をむいたような観があるのでこの名があります。砧青磁竹ノ子花入砧青磁竹ノ子花入重文。口造りは丸い玉縁で、首が長く下蕪形です。竹ノ子と呼ばれるのは、胴がすんなりと上... 2011.07.02 中国原色陶器大辞典花入茶道美術鑑賞辞典重要文化財
原色陶器大辞典 せんべ壷 せんべつぼ 伊賀・信楽の古陶。昔は茶葉を貯える壷であったらしいですが、今は花入に転用されています。時代は種壷よりも新しく作風も進歩し、琥縮細工で口造りは丸く捻り返してあります。素地はよく焼き締められ、釉薬が吹き出たものやおもしろく釉の掛かったものがあり... 2011.06.28 原色陶器大辞典花入
原色陶器大辞典 雷盆 すりこばち 括盆・摺粉鉢。略してすりばち。形が富士山を逆さまにしたようで、内部に線条を刻したやきものの鉢であるようで、食物をすって粉末にするものであります。古来伊部焼のものが特に有名。『和漢三才図会』に「拙盆、俗にスリコバチといいます。按ずるに、揺は物... 2011.06.25 原色陶器大辞典花入
お話 紹鴎信楽 じょうおうしがらき 武野紹鴎が古信楽の雅趣を愛して、茶の湯の器とし、さらにその好みを信楽に授けて焼かせたものです。山上宗二の『茶器名物集』に紹鴎信楽の名がみえています。これは後世に茶人名匠の名を冠した好み焼の最初であるようで、また茶の湯のうえで信楽焼が貴重とさ... 2011.06.17 お話原色陶器大辞典花入