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茶道

茶道美術鑑賞辞典

有栖川裂(鹿紋) ありすがわぎれ

有栖川裂(鹿紋)明代。名物裂。前田家伝来有栖川裂の代表的作例。雲龍紋錦に比してペルシア風の麺が強く、織法も木綿地に色糸を浮織としている。製作年代は十六世紀末で、ペルシアカーペットに同手の紋様がみられるから、中近東方面の製と考えられる。鹿紋錦...
茶道美術鑑賞辞典

有栖川裂(雲龍紋) ありすがわぎれ

有栖川裂(雲龍紋)明代。名物裂。有栖川裂のうち最も著名なものは、前田家伝来の雲龍紋・馬紋・鹿紋三種である。名称の由来は、もと有栖川宮家に伝来したからとも伝えるが、詳らかでない。浅葱地に五色の色糸で幾何学的に意匠化した異色の雲龍紋が、装飾的に...
茶道美術鑑賞辞典

朝倉間道 きあさくらかんとう

朝倉間道明代。名物裂。越前の戦国大名朝倉義景所持の大名物「朝倉文琳茶入」(本能寺文琳または三日月文琳ともいう)の仕覆裂を本歌とする。遠州の好み裂としてこの茶入に添えられたことにより名が付けられる。この間道は赤茶地に、藍・白交互の横縞と白の縦...
茶道美術鑑賞辞典

赤茶地大牡丹銀襴 あかちゃじおおぼたんぎんらん

赤茶地大牡丹銀襴赤みを帯びた茶地を糯子地に織り、大牡丹の花紋を間隔をつめて並べ、周囲に葉紋を添えて余白を埋め尽くしている。渋いさびた銀糸は赤みの強い地色を押え、むっくりとした艶のある糯子地に厚みを加えている。蔓唐草はみられず花紋のみで構成さ...
茶道美術鑑賞辞典

青木間道 あおきかんとう

青木間道明代。名物裂。名称は秀吉の家臣青木法印重直によるとも、同家臣青木紀伊守一矩によるとも伝えるが、重直と一矩が同一人か否かは詳らかでない。この名称を有する裂は種類が多く、一概にこれが本歌とはいえない。薄藍地と薄黄茶地に大きく織り分け、薄...
茶杓

山田宗徧造茶杓 やまだそうへん 共筒 銘楊貴妃

山田宗徧造茶杓唐の六代皇帝玄宗に寵された美女の名を銘としたほど、美麗な竹を素材としている。櫂先はゆるやかに撓め、本樋の蟻腰は節裏を十分に削り込んで古風な作風である。筒は草削りの面取り。メ印に「山一」の花押、「楊貴妃 四方庵」の書付はのびのび...
茶杓

村田珠光造茶杓 むらたじゅこう 銘茶瓢 宗旦筒

村田珠光造茶杓煤竹を用いて瓢形に削り上げ、漆拭きがしてある。唐物の象牙の茶杓を竹に移したものとされている。筒は煤竹に面取りして「日 珠光茶瓢(花押)」と宗旦書付は暢達の墨色である。珠光は奈良の人、称名寺の僧にし若くして京に出、一休に参禅し、...
茶杓

村田一斎造茶杓 むらたいっさい 共筒

村田一斎造茶杓片身替りに白さび竹・紫竹・煤竹色のしみをまじえた景色十分の美竹を用ときんいて、双樋の櫂先をゆるやかに撓め、露は兜巾が立ち、遠州にもみまがう作意気をなしている。裏の削りも十分に磨き込んだ精作である。筒はごま竹をしのぎ削りに、底は...
茶杓

妙喜庵功叔造茶杓 みょうきあんこうしゅく 共筒

妙喜庵功叔造茶杓節なし茶杓。古風に中心に高樋を置き節で止めているが、ごまをまじえた竹を用いたところに時代の相違をみる。筒は真筒で細造り。下部に功叔自筆で「妙喜庵(花押)」の文字はメ印とともに流麗である。功叔は利休門下、山崎妙喜庵(東福寺派)...
茶杓

松平不昧造茶杓 まつだいらふまい 歌銘三タ 鴫立沢・浦苫屋

松平不昧造茶杓【鴫立沢】白さびの撓め強く、逆樋の節は立って、節上に虫喰が二つあり寂び味を増す。筒は荒削りの太筒で面取り。書付「〆心なき身にもあわれは志られけり鳴たつ沢の秋の夕ぐれ 宗納一々造之」。【浦苫屋】逆樋の芽痕が突き出し景色をなす。筒...