原色陶器大辞典 鯉の手 こいのて 中国産青磁に対するわが国の一分類で、鯉の浮紋のあるものをいいます。天竜寺手と同作で鉢・皿類が多いようです。その浮紋の部分だけは釉が掛からず素焼(いわゆるビスケット地)であります。無紋のものも同手の青磁ならば鯉の手と呼びます。この手筋の花入は... 2011.06.04 原色陶器大辞典花入
お話 元均 げんきん 中国元代に焼造された均窯という意味ですが、特色を挙げてみますと、元均窯は宋均窯に比べて造法がはるかに粗雑であります。胎土も粗くて普通ですが、その最も顕著な点は釉にあります。すなわち宋均窯の釉は常に平滑しかも均等で相当の厚さを有しており、極め... 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 古伊万里と古九谷 こいまりとこくたに 江戸初期の元和年代(1615-24)にわが国で最初の磁器が肥前(佐賀県)有田で創成され、赤絵付もまた正保・慶安(1644-52)頃に有田で成功していたことはほぽ間違いないようです。同じ頃、加賀(石川県)・の大聖寺藩も陶磁器の焼成に興味をもち... 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 玄玄 げんげん 京都の人田辺玄玄。甕印の作が有名。名は憲、字は伯表、通称飛弾。東寺に住み、少時より鉄筆を喜び、最も甕印をつくるのに巧みで、璽土で摘まみをつくり印文を刻しました。みな火範によって成り、その製がすこぶる絶妙であったので一時文人がこれを珍重しまし... 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 高 こう 「高」字の銘を款したものに上野焼・高取焼・理平焼などがあります。また永楽保全が摂津国高槻(大阪府高槻市)の永井侯に招かれて茶器(高槻保全)を焼造した際にもこの銘を用いたといいます。※あがのやき※たかとりやき※りへいやき 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 下手物 げてもの 上手物に対する語で、一般民衆の日用の雑器をいい、一品製作ではなく多数生産されるものです。すなわち儀礼的・貴族的なものではなく、日常実用のための品。それ故粗悪なものもあるでしょうが、多量生産は必然的に技術の熟練を生み、雅致あるものが多く、品本... 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 垢 こう 銭を入れるための土器。今日の聚銭瓶のようなもので、朝鮮にもあります。銭を溜めていっぱいになるとこれを砕いて出すので撲満ともいいます。(『辞源』『朝鮮陶磁名考』) 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 蹴轆轤 けろくろ 陶磁器成形用具の一つ。成形工の足により一つの円盤の周辺を蹴って轆轤を回転させ手によって所要の品物を形づくるものです。わが国では尾張・美濃(愛知・岐阜県)より東北地方は手轆轤が多く、関西より九州地方は蹴轆轤が多いようです。ただし石川県九谷焼、... 2011.06.04 お話原色陶器大辞典
お話 建甕 けんじ おそらく白高麗と称する中国福建省徳化窯の白磁を指します。『匋雅』に建甕は字も花文もないものが貴いといい、正円なるものがまた貴いといいます。別名白建ともいいます。※はくけんよう 2011.06.04 お話原色陶器大辞典