紅白芙蓉図 こうはくふようのず

紅白芙蓉図
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鶴田 純久の章 お話
紅白芙蓉図
紅白芙蓉図

李迪筆。
双幅。
国宝。
南宋院体画の柔軟にして精緻な特色を示している。
特に匂うがごとき紅白芙蓉の花弁の美しさは絶妙で、花の部分には裏彩色が施され深みを出している。
李油については元代の画伝書 『図絵宝鑑』に、北宋の宣和年間(1119~25)に画院に仕えていたと伝えているが、現在では南宋中期に活躍期をもつ第二次院体画の名手であることが確実視されるに至った。
現存する李油の作品には、北宋山水画風の厳しい自然描写をみせている「雪中帰牧図」(双幅・大和文華館蔵)がある。
【付属物】極書―狩野雅信筆
【寸法】全体―縦110.0 横36.0 画面縦25.6 横25.80
【所蔵】東京国立博物館

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