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杜甫騎驢図 とほろのず

杜甫騎驢図
杜甫騎驢図

牧谿筆、簡翁居敬賛。
中国唐代の詩人杜甫が、驢馬にまたがって悠適する姿は、しばしば文人の理想として、広く道釈人物画の題材に採用され制作されている。
本図は牧谿の印章をもち、図上の著賛は南宋時代の傑僧簡翁居敬であり、東山御物中の「鼓腹布袋図」にも著賛している。
筆致は濃淡の絶妙な墨捌きにより、柔らかな画面をつくり出し、杜甫の風格を活写している。
居敬は杭州浄慈寺にあったから、牧谿との出会いも十分に想定しうる。
【付属物】外題―能阿弥筆 添状 春屋宗園筆 添軸―江月和尚筆
【伝来】 松浦家
【寸法】全体―縦169.0 横33.0 画面 縦89.0 横31.0
【所蔵】 松永記念館

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