お話 富村勘右衛門 とみむらかんえもん 薩摩国(鹿児島県)の人。島津領内で異端禁止の令に触れ肥前有田に逃れて大樽に住んだ。手代嬉野次郎左衛門と共謀し、禁を犯して有田磁器インド地方へ輸出しようとした。すなわち勘右衛門は有田に留まって磁器をつくり、次郎左衛門平戸の人今津屋七郎右衛門が... 2011.09.11 お話人物原色陶器大辞典
お話 富永源六 とみながげんろく 源六焼佐賀県藤津郡嬉野の陶工。1859年(安政六)二月生まれ。1887年(明治二〇)頃この地の磁器はすでに海外に輸出されていたとはいえ粗製濫造に流れ評判が悪く次第に衰微していたので、源六はこの改良を企図し同業組合の成立に奔走した。1895年... 2011.09.11 お話人物原色陶器大辞典
お話 土仏焼 どぶつやき 伊勢国桑名郡播磨村字土仏(三重県桑名市播磨)において正徳年間(1711~16)に焼いたものと伝えられる。遺品には大仏を模した瓦質のものがあり、「信行」の銘があって「元禄十四年」と彫られている。(『陶器講座』五) 2011.09.11 お話原色陶器大辞典
お話 トック 朝鮮語で甕のこと。口縁は幅が広く平らである。貯水用のトックをムルトックといい、高さ一・二メートル前後で鳥只製のものが多い。トックは朝鮮における最も古い伝統によるやきもののようで、その姿にも質にもどことなく新羅焼のおもかげがある。普通のトック... 2011.09.06 お話原色陶器大辞典
お話 トチョン 土青。朝鮮で染付の顔料である呉須の一種の意。上手のものは回回青と称しその下に土青がある。土青にも二青・三青などの等級があり、いずれも天然の酸化コバルト鉱で中国より輸入した。輸入の相場は二青は毎斤価下地木三十二匹、三青は毎斤価下地木四十匹、回... 2011.09.06 お話原色陶器大辞典
お話 トチュハン 土主缸。朝鮮で銭穀を納め崇拝する壺のこと。鮮の祭礼器の大部分は国教である儒教にのっとったものだが、中に沙器馬・乳瓶と共に土俗的なものとして土主缸がある。チントンハンガリ、チントゥンハンガリとも称し、巫女が銭穀を盛りれに藁苞をかぶせて神体とし... 2011.09.06 お話原色陶器大辞典
お話 トチム 朝鮮の窯場で品物を焼くのに用いた平たい円形の台柱で、窯道具の一つ。この道具とその呼称はわが国に渡って広く各窯場に用いられ、トチ、トチンなどの名がある。京都ではまた挽羽間ともいう。朝鮮では陶枕の字を当てる。(『朝鮮陶磁名考』『京都陶磁考』『日... 2011.09.06 お話原色陶器大辞典
お話 トチ 窯道具の一種。瀬戸系陶窯で焼こうとする磁器素地を載せるもの。器物の歪みを防ぐためのものである。器物と同じ土でつくったものを共ドチといい、使用は一度限りである。また珪砂に少量の木節を混ぜて焼いた平坦な板状のものをスナドチという。スナドチは何回... 2011.09.06 お話原色陶器大辞典
お話 トスカナ イタリア北西部の陶器産地。エトルスカの伝統を残し、ローマ時代には赤や青の釉で飾った多くの壺類が生産されました。中世には地方的な需要に供する釉を掛けたテラコッタ類を生産しましたが、十二世紀初めからイスラム陶器の影響を受け、いわゆるマジョリカ風... 2011.09.06 お話原色陶器大辞典
お話 兎糸紋 としもん 釉上に現われた文様。兎糸は草の名で『淮南子』「兎は根なくして生ず」とあり、わが国で俗に根なしかずらと呼ぶもの。多く中国均窯の瓷に釉面に兎糸を引いたようなものがあり、そこから兎糸紋と名付けられた。 2011.09.06 お話原色陶器大辞典