お話 禿 かむろ 禿 かむろ名物。楽焼き茶碗、黒、長次郎作。利休がこれを愛玩し、常に座側より離さなかったことから禿と呼んだといいます。総体黒色の中に特有の茶釉を交え、小品だが力量を備え十分作者の気分を現わした茶碗とされています。利休好みに長次郎がつくったもの... 2011.05.23 お話原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶碗茶道美術鑑賞辞典長次郎
お話 風折 かざおり 風折 かざおり黒楽茶碗。長次郎作。名物。宗旦銘で、胴にくびれがあり、その形を風折烏帽手に見立ててこの名がある。珍しい筒形で、高台は大きく、頑丈な造りで作行きに力があり、胴の窪みや高台造りなど変化をみせた作風である。かつて胴に宗旦の直書があっ... 2011.05.19 お話原色陶器大辞典大正名器鑑日本茶道美術鑑賞辞典長次郎
お話 香久山 かぐやま 荒磯 あらいそ香久山 かぐやま黒楽茶碗。ノンコウ作。名物。加賀ノンコウ七種の内。銘は黒釉の中に白釉が点在するので、「白妙の衣ほすてふ天の香久山」の歌に因んだものといわれる。鉄鉢形の異色な姿で、素地は薄く、口造りは山道になり、形も湯洒であって... 2011.05.18 お話原色陶器大辞典大正名器鑑樂茶道美術鑑賞辞典
お話 鏡河 かがみがわ 中興名物。金華山茶入、真如堂手。銘は『夫木集』神祇伯顕中の大治三年(一回一八)8月広田社歌合月述懐の歌「鏡河かけ見る月に底澄みて沈むみくつのはつかしきかな」によります。真如堂手中光沢一段と麗しく、本歌とほとんど異なるところのない茶入でありま... 2011.05.17 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶道美術鑑賞辞典
お話 音羽山 おとわやま 中興名物。破風窯茶入、音羽手本歌、略称音羽。銘の由来は、京の町人かすばらしい茶入を所蔵していることか小堀遠州の耳に入って、数年ののち遠州はこれを伏見の里で手に入れましたが、その聞の憧れの意をこめて音羽山と銘としました。おそらく『古今集』恋歌... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸日本茶道美術鑑賞辞典
お話 女郎花肩衝 おみなえしかたつき 中興名物。古瀬戸肩衝茶入。小堀遠州の選んだ銘であります。小形でやさしいこの茶人には最もふさわしい銘といえます。伊勢国神戸(三重県鈴鹿市神戸)の城主本多伊予守所持、のち松平不昧、岡田伊勢守、京都東本願寺、藤田平太郎家と転伝しましたが、井上薫の... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 面影 おもかげ 中興名物。真中古茶入、野田手。銘は『伊勢物語』の「人はいざ思ひやすらん玉かづら面影にのみいとど見えつつ」の歌意により、その魅力をたたえて名付けたものです。野田本歌がすでに焼失している今日、その面影であるこの茶入は野田手の代表作といってよいで... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 凡 およそ 中興名物。破風窯茶入、凡手本歌。もとこれの持ち主は深く秘蔵して、およそ世に類のないものと自慢の心が深かったです。そこで言葉の縁を用いて凡と名付けたといいます。また一説に肩の具合が凡の字に似ているためではないだろうかといいます。小堀遠州所持、... 2011.05.16 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸日本茶道美術鑑賞辞典
お話 遅桜肩衝 おそざくらかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。銘の遅桜は初花に対してであります。もと足利義政のもとにあり、初花肩衝より以前の名器選挙であればおそらくこの茶人が世上第一と唱えられたでしょうが、すでに初花が第一とされたあとでしたので、『金葉集』の%「夏山の青葉まじりの... 2011.05.15 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 岡辺 おかべ 岡辺瀬戸後窯茶入。正意作。中興名物。「面壁」 (239~頁)と同じく達磨の形に似ていることから、「立てる岡辺に向ふ達磨どの暮れ行く空をあはれとも見よ」の歌意に因んで付けられた銘で、内箱に小堀遠州が蓋甲に銘を、裏に引歌を記しています。これによ... 2011.05.14 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸大正名器鑑日本茶入茶道美術鑑賞辞典