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墨蹟

墨蹟

月菴智円 法語 げったんちえん ほうご

月菴智円 法語月菴智円 法語南宋末に出た月菴智円が、『碧巌録』 第三十八 「風穴鉄牛の機」の則に添えた圜悟克勤の「垂示」を揮毫したもので、月菴の遺墨として唯一のものぜんと思われる。「漸」とは漸修・教の...
墨蹟

月江正印 送別の偈 げっこうしょういん そうべつのげ

月江正印 送別の偈月江正印 送別の偈元代の禅界の一方の雄であった月江正印が、日本僧玖上人の帰国に際し、激励の意を込めて彼に贈った送別のである。「途中」とは現実の娑婆世界にあること、ここでは行脚というほ...
国宝

古林清茂 送別の偈 くりんせいむ そうべつのげ

古林清茂 送別の偈古林清茂 送別の偈国宝。元僧古林清茂が日本僧別源円旨の帰国に際し、その求めに応じて書与えた送別の。「円旨禅人は、遠く日本から渡来した鉄石のような求道心をもった修行者で、わが会下にある...
国宝

虚堂智愚 述懐の偈 きどうちぐ じゅっかいのげ

虚堂智愚 述懐の偈虚堂智愚 述懐の偈国宝。臨済宗松源派の巨匠虚堂智愚が、日本僧無象静照の請いに応じて書き与えた述懐の偈で、「破れ虚堂」と称されて虚堂の墨蹟中でも最も有名なもの。「破れ虚堂」と称されるの...
墨蹟

希叟紹曇 達磨大師賛 きそうしょうどん だるまたいしさん

希叟紹曇 達磨大師賛希叟紹曇 達磨大師賛無準師範の法嗣の希叟紹曇が、日本僧瑛典座の求めに応じて書き与えた達磨大師の賛語であり、希叟の墨蹟としては唯一のものである。これは『景徳伝燈録』『伝法正宗記』など...
墨蹟

偃溪広聞 偈頌二首 えんけいこうもん げじゅにしゅ

偃溪広聞 偈頌二首偃溪広聞 偈頌二首南宋禅界の一方の雄であった偃溪広聞が、自作の偈頌二首を揮毫したものたくあんそうほうである。署名も印もないが、その書風を他の確証あるものと比較してみると、偃溪の真蹟た...
国宝

圜悟克勤 法語 えんごとくごん ほうご

圜悟克勤 法語圜悟克勤 法語国宝。圜悟克勤が、北宋末の宣和六年(1124)に法嗣の虎丘 紹隆に与えた法語の前半。圜悟の禅宗史上における地位の重要さと、これが現存の禅林墨蹟中で最古のものであるところから...
墨蹟

一山一寧 六祖の偈 いっさんいちねい ろくそのげ

一山一寧 六祖の偈一山一寧 六祖の偈重文。元より来朝して公武の帰依を受け、禅林の学問および文学(五山文学)の興隆に大きな影響を与えた一山一寧が、南宗禅の祖、六祖慧能の偈を書いたもの。大鑑慧能は嶺南新州...
墨蹟

一休宗純 遺偈 いっきゅうそうじゅん ゆいげ

一休宗純 遺偈一休宗純 遺偈重文。大徳寺派の巨匠で、風狂をもって知られた一休宗純が、その示寂に際して書きのした遺偈である。「この南閻浮州すなわち世界には、わしの禅のわかるものは一人もおらん。よしんば虚...