金継ぎを受け賜っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

茶の湯

茶道美術鑑賞辞典

針屋金襴 はりやきんらん

針屋金襴明代。名物裂。大名物「薬師院肩衝茶入」はもと京都の針屋の所持するところで、「針屋肩衝茶入」とも称せられ、この仕覆裂に使用されていたために名付けられたとも、針屋宗春愛用の裂であるとも伝えられるが、当時堺の茶人針屋は幾人か存在し、詳しい...
茶道美術鑑賞辞典

縹地草花紋金更紗 はなだじそうかもんきんさらさ

縹地草花紋金更紗十八世紀。ジャワ付近で製作された金更紗には優美な感覚の裂が多いが、この帛紗もまたその一種である。金更紗特有の繊細で感性的な異国情緒が、当時の人々の心を魅了し、縹色の深い地色に無限な憧れを感じさせたのであろう。蔓紋を濃紺で下描...
茶道美術鑑賞辞典

花麒麟金襴 はなきりんきんらん

花麒麟金襴明代。名物裂。白茶地に角のある動物が花をくわえて土坡の上にうずくまつくりつち後ろを振り向いている模様を作土形にまとめている。一列ごとに左右を向き単調に陥るのを防いでいるが、紋様と紋様の間隔は広くゆったりと空間を示し、明代中期頃の織...
茶道美術鑑賞辞典

花兎金襴 はなうさぎきんらん

花兎金襴明代。名物裂。縹地の作土紋の中に花朶紋と土の上に振り向いた兎を現わした、いわゆる花兎紋の金襴で、紋様が比較的小さくて間隔が狭く、金糸の輝きが強いために豪華な趣がある。優雅で可憐な表現が古来茶人たちに愛好され、数多くの類裂や写し裂が生...
茶道美術鑑賞辞典

白極緞子 はくぎょくどんす

白極緞子明代。名物裂。足利義政(1436~190)から寵愛を受けた鼓の名手白極大夫遺愛の名物裂で、緞子の筆頭にあげられる。大名物「国司茄子茶入」・中興名物「富士山肩衝茶入」 などの仕覆裂として用いられているが、いずれも使用不可能な状態であり...
茶道美術鑑賞辞典

人形手緞子 にんぎょうでどんす

人形手緞子清代。名物裂。「大清乾隆年製」の款記のある三幅の裂を、横に二枚継ぎだすきたていとぬきいと合わせた戸帳仕立ての緞子の一部であり、唐子を立姿と座姿の二様に織り出しているのでこの呼称がある。桃紅色の経糸に萌黄の緯糸を用いて玉虫風の地色を...
茶道美術鑑賞辞典

波花紋風通 なみはなもんふうつう

波花紋風通十七世紀。名物裂。白地に淡い萌黄で波地紋を織り出し、4.5センチ間隔に四輪の花紋を配している。波紋は4.5センチの幅で一区画をなし、そのつなぎ目は紋様のずれのため亀甲紋が派生し、地紋が単調に陥るのを防いでいる。花紋の便化に特徴があ...
茶道美術鑑賞辞典

中川角龍金襴 なかがわかくりゅうきんらん

中川角龍金襴明代。名物裂。加賀藩前田家家臣中川半左衛門、あるいはその子家老宗半の所伝による名称と思われる。白地の地合いに地紋はなく、紋様は同手の永観堂金襴より小柄で龍詰紋を菱形に現わし、躍動的な表現がみられる。また同金襴に比して時代も下ると...
茶道美術鑑賞辞典

鳥襷緞子 とりだすきどんす

鳥襷緞子明代。名物裂。濃い萌黄の地合いに網目の襷紋を全面に織り出し、二匹の龍を抱き合わせた丸紋を互の目に配している。その間に宝尽紋をあしらった薄手の緞子で、白極・下妻緞子の系統の裂であるが、紋様に精緻さがなく、技法の拙さが目につくから、たぶ...
茶道美術鑑賞辞典

富田金襴 とみたきんらん

富田金襴明代。名物裂。『古今名物類聚』によると、嵯峨金襴と称せられているものに相当する。富田金襴と呼ばれているものは霊芝雲に細かい切込みがあるが、同手のもので、名称は富田左近将監知信(1599)が秀吉から拝領したことによる。古い裂では天龍寺...