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茶の湯

茶道美術鑑賞辞典

本願寺金襴 ほんがんじきんらん

本願寺金襴明代。名物裂。この裂はもと本願寺伝来の戸帳裂であり、厳如上人の極状が添っている。いつ頃から本願寺に伝来したものかは不明であるが、両本願寺に遺存した形跡があるから、おそらく東本願寺分立以前であろう。白綾地に中牡丹の二重蔓唐草が織り出...
茶道美術鑑賞辞典

細川緞子 ほそかわどんす

細川緞子明代。名物裂。細川紹幸(紹高のことか 1595)は阿波守護家の家系で元定・全隆父子はともに紹高を称し、信長・秀吉に仕え、「紹高肩衝茶入」を所持した武家茶人である。この裂は特に紹幸裂とも呼ばれ、正法寺緞子の系統に属し、定家緞子などに先...
茶道美術鑑賞辞典

亡羊緞子 ぼうようどんす

亡羊緞子明末清名物裂。名称は儒者で宗旦四天王の一人とされる三宅亡羊(1580~1649)の所持によると伝えられる。三宅氏は堺の名族で、会合衆中の有力者であったが父の代に没落し、亡羊は慶長四年(1599) 上はなだぬきいと洛し、藤原惺窩に師事...
茶道美術鑑賞辞典

船越間道 ふなこしかんとう

船越間道明代。名物裂。名称の由来は船越五郎右衛門尉景直(1536~1611)の所伝によるが、実は子の伊予守永景(1597~1670)で、遠州から茶を学び、後年、石州とともに将軍家御道具のことにあたり名を残した人物である。船越間道と称するもの...
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富貴長命蜀耙 ふっきちょうめいしょうは

富貴長命蜀耙明代。名物裂。蜀細は明代末期の紋織物で、細かい横の崩し綾または山形状の地紋をもち、多彩な色糸による柔軟な織物である。蜀細は経糸を生糸(練らない糸)と種々のどう糸で矢筈にからみつつ、山形状の組織で紋様を現わした裂で、特に明代万暦年...
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藤種緞子 ふじだねどんす

藤種緞子明代。名物裂。縹地に薄茶または浅葱色の糸で、卍字の二重枠入子菱地に、芯の出た剣梅鉢紋を交互に置いた緞子である。上杉緞子などと同様の地紋形式であるが、梅鉢紋や枠組の太い線には明代嘉靖期の典雅で端正な表現はみられず、むしろ万暦期の重厚な...
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姫松金襴 ひめまつきんらん

姫松金襴明代。名物裂。白茶地に揚羽蝶の飛び交う模様を金糸で織り出した優美な金襴である。二匹ずつ同じ姿勢で一列に並べているので、いかにも蝶が乱れ飛んでいる様子が出て面白い。瀟洒で軽快な表現は、名物裂中の特異な存在である。『古錦綺譜』に「白地、...
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東山梨 ひがしやまぎれ

東山梨明代。名物裂。東山裂は東山殿足利義政が明に依頼して織らせたと伝える裂であるが、確証はない。むしろわが国向けの輸出品として織られた裂地であろう。注文品というよりは、東山御物の表具裂に使用されているのでこの称があるとみられる。また義政伝来...
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東山梨 ひがしやまぎれ

東山梨明代。名物裂。足利義政が能阿弥に命じて、玉潤筆 『瀟湘八景図巻』を八幅の掛軸に改装させたうちの一幅の中縁に用いられている裂である。東山御物中、義政表具と推察される宋元絵画にしばしばみられるもので、義満表具にはみられない。紺地に一重蔓の...
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万暦綴錦 ばんれきつづれにしき

万暦綴錦明代。名物裂。室町時代に風流・婆娑羅の装束として、珍奇で豪華な綴織が流行したが、この風潮は桃山時代に入ってもなお根強く、「豊公所用陣羽織」(重文・高台寺蔵)などペルシア綴が輸入された。綴は綴錦とも呼ばれ、多彩な色緯糸を用い、無地の部...