お話 勢至芋子 せいしいものこ 中興名物。古瀬戸芋子茶入。肩下から胴にかけ黄釉で縁をとった黒釉の模様が、後光を背負った勢至菩薩の立像のようなのでこの名があります。小堀遠州所持、久しく同家にあったがのち森川五郎右衛門、鹿島清兵衛を経て馬越家に大りました。(『名物記』『古今名... 2013.02.20 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 青磁・青甕 せいじ 青い釉の掛かった高大度焼成のやきものをいいます。この釉は雑木の灰を成分とし、そこに含まれるわずかの鉄分が還元して青色を呈するのであります。中国ではすでに殷の時代にこの灰釉を掛けたやきものがつくられていますが、焼成が還元していないため釉色は鈍... 2013.02.19 お話
お話 清香・青香 せいこう 呂宋の茶壺の一つ。『茶道笙蹄』『茶事秘録』には「清香は呂宋の上品にして清香の文字あり」といいます。『茶器名物集』には清香の名物松花を記して「松花、関白様に有、此壺黄清香也、右かつてにて此壺見事に見える、土真黒也、土にこぶ二あるようで、下薬白... 2013.02.17 お話原色陶器大辞典
お話 隅田川焼 すみだがわやき 江戸の楽陶。1819年(文政二)頃佐原菊鳩が向島(墨田区)百花園内に起こしたもので、隅田川中州の土を採り、多く都烏の絵を描いた器または都鳥の香合などをつくりました。菊鳩の陶法は京都の名工周平より受けたともいい、あるいは酒井抱一が持っていた乾... 2013.02.12 お話原色陶器大辞典
お話 陶邑古窯址群 すえむらこようしぐん 大阪南部の丘陵地帯に分布する須恵器窯跡群。窯跡の分布する範囲は、『記紀』に開繋記事のある狭山池の周辺から、西は久米田池東方の丘陵に及ぶ東西一五キロ、南北九キロの地域であります。現在の行政区画では大阪府南河内郡狭山町・堺市・和泉市および岸和田... 2013.02.07 お話原色陶器大辞典
お話 鈴鹿山 すずかやま 中興名物。真中古茶入、大瓶手。銘は『後撰集』藤原定家「えぞ過ぎぬこれや鈴鹿の関ならむふりすてがたきはなの影かな」の歌意による。品位に乏しいが景色のおもしろい茶入であります。1702年(元禄一五)松平左近将監乗邑の手に大り、のち堀田相模守を経... 2013.02.07 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 枢府窯 すうふよう 中国元朝の進御器で、饒州(景徳鎮)において供造した窯器であります。用命があると製陶し、なければ止めました。各種の式器があるようで、内部に必ず枢府の字号を浮彫りしました。土は必ず細白で、胎は滑らかであります。質は薄いものを貴び、式は多く小足で... 2013.02.05 お話原色陶器大辞典
お話 水滴茶入 すいてきちゃいれ 水滴を抹茶入に用いることは足利義政に始まるといいます。相阿弥の絵図にもみえて「弦つぽ水滴とも云」とあります。初めは唐物を用いました。また美男鬘を削って大れておいた徳利を茶入に転用したものをも水滴茶入といいます。初代藤四郎の作といわれるものが... 2013.02.04 お話原色陶器大辞典大正名器鑑茶入
お話 甚兵衛焼 じんべえやき 和歌山県の古陶。現在の和歌山市東瓦町のあたりで1619、二〇年(元和五、六)頃から瓦師寺嶋甚兵衛が焼いたものです。遺品ははなはだまれで、わずかに茶碗(高麗写し・呉器写し)、’鬼瓦形の掛け花生、百合花の向付、茶入などであります。どれにも甚兵衛... 2013.01.31 お話原色陶器大辞典