お話 手提ね てずくね 手捻りともいいます。琥輔・型などを使用せず、指先だけで陶器を成形すること。最も簡単な原始的方法で、精巧なものには不向きですが、素朴で雅致を出そうとする時には、かえって他の方法よりら喜ばれ、古来茶器などにはわざわざこの方法が用いられてきました... 2011.07.09 お話原色陶器大辞典
お話 土田丸壺 つちだまるつぼ 大名物。唐物丸壺茶入。原所持者は土田氏というがどのような人か詳かでないようです。総体黒飴および薄紫の中に柿色がむらむらと現れ、裾近くまでなだれた置形の露先に青瑠璃色があるようで、景色が多く底が小さいため形状はすこぶる優美であります。土田氏の... 2011.07.08 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 潮路庵 ちょうろあん 中興名物。破風窯茶入、渋紙手本歌。小堀遠州の門弟中島宗古(号潮路庵)が取り上げて所持したものです。総体に渋紙色で、口が広く、胴体は荒い轆轤が巡って大佗び茶入であります。節穴のような釉抜けがあるようで、轆轤目の横筋の上に竪樋が三本あるようで、... 2011.07.07 お話中興名物原色陶器大辞典古瀬戸日本茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 筑紫肩衝 つくしかたつき 大名物。漢作肩衝茶入。もと筑紫国(福岡県)にあったのでこの名があります。総体栗色地に紫気を含み、また金気が多く銀砂子のように日光に映じてちらちらとみえます。肩廻りに黒飴筋が双方から落ち合い、胴紐の下から一つになって盆付までなだれ掛かります。... 2011.07.07 お話中国原色陶器大辞典大名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 茶壺 ちゃつぼ 極めて広義には茶を入れる壺の意に用いることがありますが、抹茶を入れるのを茶入といい、葉茶を入れるのを茶壺といいます。葉茶壺または真壺といい、古くは大壺ともいきました。真壺というのは真焼の壺の意であるでしょうか。葉茶を入れておく陶壺であるから... 2011.07.06 お話原色陶器大辞典
お話 旦入 たんにゅう 楽家十代。九代了入の次男。初め市三郎、通称惣治郎・左兵衛、のち吉左衛門、譚は喜懐。旦入の名は吸江斎から宗旦の一字を与えられたものといいます。1811年(文化八)十七歳で家を継いでします。作行は父了入に似て素直でありますが、釉掛けは淡いきらい... 2011.07.05 お話人物原色陶器大辞典
お話 田村文琳 たむらぶんりん 名物。漢作文琳茶入。田村は原所持者の名であるが何者であったのか明らかでなく、明治の田村子爵家の祖田村左京太夫が所持していたものではないかと推測されるだけであります。竹丹州土屋左門を経て松平上野介に伝わったもののようであります。のち江戸十人衆... 2011.07.04 お話中国原色陶器大辞典名物大正名器鑑茶入茶道美術鑑賞辞典
お話 狸香合 たぬきこうごう 交趾焼。型物香合番付では前頭六枚目、しかし交趾香合中最も古作といいます。小堀遠州時代の注文品であるだろうともいいますが、その当時のものであることは間違いないでしょう。番付にも色絵と特に記しているように、色彩の鮮やかなことは抜群であります。伊... 2011.07.04 お話原色陶器大辞典
原色陶器大辞典 種壺 たねつぼ 伊賀・信楽・備前・常滑・瀬戸などの古窯から、数百年の昔から種壺・種浸壺と称される壺類が出ます。いずれも無釉のまま焼き締められたものです。吹出釉・焦げ・石ハゼなど巧まない偶然の景色があるようで、形状もまた古朴で少しの匠気もなく渋味がちなために... 2011.07.04 原色陶器大辞典花入
伊賀 伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし 伊賀耳付擂座水指 いがみみつきるいざみずさし共蓋。耳は福耳。腰に擂座。強い調子の箆文、ビードロと黄褐色の照りが相交錯し、強火のため素地土がふき出した鮮麗な釉調、どっしりとしてしかも穏当な姿、ただただ天のなせる逸物水指というほかありません。古... 2011.07.03 伊賀日本水指茶道美術鑑賞辞典