山市晴嵐図 さんしせいらんず

山市晴嵐図
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
山市晴嵐図
山市晴嵐図

玉澗筆。
重文。
瀟湘八景図の内。
本図は「市の絵」と呼ばれ珍 重さ:れてきた。
『等伯画説』に「市ノ絵いそがしかるべし」とあり、これは画面に人物がおおぜい出てきて賑やかであるというよりも、世の生業による人の心の気ぜわしさが画中に感ぜられるという意味である。
賛は「雨施雲脚長沙 隠々残虹帯晩霞 最好市橋宮柳外 酒旗播曳客思家 山市晴巒」。
二人の人物が象徴的に配されている。
【付属物】外題―能阿弥筆添状書付金森頼門筆 外題箱 添状箱
【伝来】足利家(東山御物) 中屋宗悦大友宗麟豊臣秀吉 金森出雲守 松平不昧(不昧秘蔵九品の内)
【寸法】 全体 縦121.0 横92.0 画面 縦33.3 横83.5

前に戻る
Facebook
Twitter
Email