絵因果経 えいんがきょう

絵因果経
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鶴田 純久の章 お話
絵因果経
絵因果経

伝聖武天皇または伝空海筆。
国宝。
『過去現在因果経』東京芸術大学本)。
巻子本の上半分に絵を、下半分に経文を書写したもので、四巻からなるが上下二巻ずつに分けているからもとは八巻であった。
巻二は京都上品蓮台寺巻三上が醍醐寺報恩院 巻四上が久邇宮家、巻四下が東京芸術大学に所蔵され、また断簡もわずかに知られる。
『実隆公記』には聖武天皇勅筆と記されているが異筆であり、巻三上の巻末には「書写生従八位」 とあるから、天平年間のわが国写経生の手になるものである。
同記によると天平七年(735)に因果経の一部が製作されたとある。
【伝来】興福寺伝法院
【寸法】本紙―縦26.5 横1100.5
【所蔵】東京芸術大学

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