十五番歌合切 じゅうごばんうたあわせぎれ

十五番歌合切
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鶴田 純久の章 お話
十五番歌合切
十五番歌合切

伝藤原公任筆。
公任撰 『十五番歌合』断簡。
この歌合は公任の撰になるもので、現在十四首が知られているにすぎない。
そのうち八首(友則・清正・小町・惟則・元真・仲文・輔昭・斎宮女御)が一巻として前田育徳会に秘蔵され、不足の二十二首を中院通村(1588~1653)が補写している。
残り六首のうち本図のものを除いてすべて左右一首ずつの断簡となっている。
同筆と認められるものに『藍紙本万葉集』 「尼子切」 などがあり、『北山抄』(巻3.7 前田育徳会蔵)と同筆で伊房の書である。
書式は正書式の三行半が守られ、唐紙の美しい料紙に大書されている。
【寸法】全体 縦121.0 横47.5 本紙縦25.2 横34.3

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