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茶道美術鑑賞辞典

繪画

六祖破経・截竹図 ろくそはきょう・さいちくのず

六祖破経・截竹図重文。禅宗の第六祖慧能の逸話を画いた禅機図で、「破経図」は、「不立文字」すなわち観念よりも体験を重んずる禅の要諦を破経というしぐさで表象したものであり、「截竹図」は、竹を伐ったとき、鉈の音が静寂を破って響いた瞬間に大悟したと...
繪画

六祖慧能図 ろくそえのうのず

六祖慧能図伝梁 楷筆、子元祖元賛。重文。禅宗の初祖達磨から六代目、禅宗五家七宗の祖師慧能が、五祖弘忍の命によって確坊に入り、労役に従ったというぐにん『慧能伝』の一挿話に基づく画題である。図上に、北条時宗の招請によっ弘安二年(1279)来朝、...
繪画

楼台遠望・溪泉清興図 ろうだいえんぼう・けいせんせいこうず

楼台遠望・溪泉清興図孫君澤筆。双幅。重文。孫君澤については『図絵宝鑑』に「銭塘の人で山ばえんかけい水人物をよくし、馬遠、夏珪を学ぶ」とあるのが唯一の資料である。この双幅にも馬派の構図と夏珪画のもつ湿潤な筆致の両者が認められるが、それは明代に...
繪画

楼閣山水図 ろうかくさんすいず

楼閣山水図松谿筆。ほとんど垂直にそそり立つ遠山を背景に、高士の清遊する水辺にしゅうぶん臨む楼閣を前景に配したもので、周文風の構図である。淡彩は清澄で潤いがある。印章は「松谿」で、近時「天遊」印を併せもつ布袋図が見出され松谿天遊なる画人の存在...
国宝

林檎花図 りんごかず

林檎花図伝趙昌筆。国宝。画かれることのない背景をもち、限られた画面によって切断された一枝の花は、そのまま自然に接続しているのである。ここでは花の美しさだけが絹の上に定着している感じで、画家は限りなき愛情をもって自然を観察し、その感ずるままを...
繪画

李白吟行図 りはくぎんこうず

李白吟行図梁楷筆。重文。酒好きの詩人李太白が、ほろ酔いにそぞろ歩きする姿を画はすばいたもので、梁楷得意の減筆体によって表現している。前面の衣文線は外ぐまによって引かれ、袋状の身体が月光に照らされた詩仙の姿を浮き出させている。梁は南宋寧宗の嘉...
繪画

奴凧図 やっこだこのず

奴凧図源琦筆。画面を斜めに使い、いっぱいに奴凧を描出し、足元に糸巻を大きって構図に調和を与えている。全体としては奥行きのない図案的な表現に終始した風俗的な作品である。源琦(1757~197)は円山応挙画技を学び、長沢芦雪とともに応挙門下の二...
国宝

桃鳩図 ももはとのず

桃鳩図徽宗皇帝筆。国宝。中国宋代絵画を代表する絶品。徽宗(1083~1135)は、絵画はもとより芸術全般の創作と鑑賞に、天賦の才能と情熱を傾けた人である。桃の小枝に止まる鳩を画く折枝花鳥画の典型で、画中には悠揚たる気品が漂い、まさに宇宙の神...
繪画

喫図 みそぎず

喫図尾形光琳筆。藤原家隆の「風そよぐならの小河の夕暮はみそぎぞ夏のしるしなりける」(新勅撰集)の歌意によるもので、大和絵好画題の一つ。光琳(1658~1716)は元禄文化を代表する作家で、絵画・漆芸・染織など工芸全般に才能を発揮している。そ...
繪画

布袋図 ほていず

布袋図楊月筆。楊月は和玉と号した画僧で、文明十七年(1485)、村庵霊彦の著賛をもつ山水画の存在から、その活躍期を室町末期に想定することができる。山城の笠置寺の住僧であったところから「笠置楊月」の別称があり、使用した印章は「和玉」のほかに「...