茶杓 金森宗和造茶杓 かなもりそう 共筒 銘あま小舟 金森宗和造茶杓宗和の二段撓めがきわめて強く個性的で、世に「宗和の二段撓め」と称す代表的な茶杓である。白さび竹に寂び景色をみる。筒は真削り。底部に窠穴がある。削りの刀痕を残した佗び筒に「あま小舟宗和(花押)」の草書は柔らかい。宗和は晩年に至っ... 2024.11.23 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 加藤清正造茶杓 かとうきよまさ 共筒 銘不老不死 加藤清正造茶杓両樋で櫂先が長く、撓め強く厚みがある。節に擂座と氷割れが景色をそえる。武人らしい作である。筒は太い真筒に雄大な文字で「不老不死」と書付、花押も筆太である。清正は尾張中村に生まれ、秀吉と清正の母は従姉妹にあたる。秀吉臣下の武将と... 2024.11.23 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 片桐石州造茶杓 かたぎりせきしゅう 共筒 芳春大和尚拝上 片桐石州造茶杓何の景色もない白竹であるが、いかにも静かな品位をたたえている。石州の真骨頂である。筒はごま竹の下方を削り込み、面取りに「芳春大和尚拝上宗関」とツメ蓋にかけて書き付ける 石州は片桐旦元の弟貞隆の子。大和河内一万六千四百石を嗣ぐ。... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 片桐石州造茶杓 ろうかたぎりせきしゅう 共筒 銘宗仙のおもかげ 片桐石州造茶杓石州形を離れ、石州の師桑山宗仙の形をつくって面影を偲んでいる。櫂先は丸撓めで腰は高い。筒は長めの真筒でこれも古作の形をとっている。ツメにかけて「宗仙のおもかけ」と石州自筆の書付。【付属物】 内箱―桐薬籠蓋、書付松平不昧筆「茶杓... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 片桐石州造茶杓 かぎりせきしゅう 歌銘したかせ 片桐石州造茶杓白さびの櫂先一文字を丸く撓めて節は高く、石州には珍しく節裏を抉る。利休にみまがう作風である。切止の一刀切下しは石州形。筒は真筒の面取りの蓋にかけて「志たかせともとなるものなりながらわびしきは まとの北なる竹の志たかせ」、裏に「... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 片桐石州造茶杓 かたぎりせきしゅう 共筒 銘五月雨 片桐石州造茶杓「有明」と並び石州の代表作。白さびの節上節下に煤景色が少しあり、品位高い作である。筒は総削りの面取り筒。メ印はなく「五月雨 宗関」の書付は筆致瀟洒にして筒によくのっている。石州は寛文三年に大和小泉に慈光院を建て、玉舟に請うて開... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 片桐石州造茶杓 かたぎりせきしゅう 共筒 銘有明 片桐石州造茶杓石州の代表作として名高い。白さび竹だが節下三分の二は煤竹色の染分けとなり、蒔絵のような濃淡の斑文をみせる。それを有明の雲に見立てて命銘。切止は約束の一刀切放しである。筒は茶杓と同じ景色のある竹を用い上下を削り込む。面取りに「(... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 覚々斎原叟造茶杓 かくかくさいげんそう 共筒 句銘初しぐれ 覚々斎原叟造茶杓白さび竹の折撓め、樋の部分に煤竹色の斑文が流れ、景色をつくっている。露は尖り、本樋の節は尋常だが寂び味十分の茶杓である。筒は皮目を削り、面取りして「〆しぐれ草の庵にきく夜かな」の句銘は覚々斎の流麗な筆に躍動して茶味が横溢して... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 織田有楽造茶杓 おだうらく 共筒 織田有楽造茶杓順樋で樋が深く、櫂先が長い。蟻腰は高く、利休にまがう作意気である。晩年の削りと推察される。筒は真筒に面取りし「〆 有楽」の書付があり、無銘である。有楽は名を長益。天文十六年、信長の弟として生まれる。摂津にて二千石を領す。関ヶ原... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典
茶杓 今井宗久造茶杓 さひいまいそうきゅう 共筒 銘芦 今井宗久造茶杓中節順樋・折撓め。節に擂座があって節下は腰蓑となる。貿易商天王寺屋を連想しにくい佗びた作風である。筒は舟形筒といおうか、中の茶杓がみられるように竹の片面を抉った変形筒である。生漆で「芦花押)」と書付がある。今井宗久は名を彦右衛... 2024.11.22 茶杓茶道美術鑑賞辞典