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茶杓

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木下長嘯子造茶杓 きのしたちょうしょうし 共筒 小遠州様

木下長嘯子造茶杓逆樋の撓めが弱く、節に虫喰があり、節下に腰のそげとなって切止に至っている。そげの両側に細く皮の面を残したのが景色となっている。節は異形で、左へ突き出したまま削り残されている。筒は総削りの筒に面取りして「(花押) 小遠州様 東...
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北向道陳造茶杓 きたむきどうちん 久須美疎安筒

北向道陳造茶杓逆樋で、枝痕を大きく削り残した佗び杓である。樋は深く、櫂先は長い。中節の茶杓は利休に始まるとの説は、北向道陳の存在によって疑問視されるほど、逆樋の中節形を好んで削った。この時代には珍しい作風である。筒はごま竹の太筒を面取りし、...
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北向道陳造茶杓 きたむきどうちん 共筒

北向道陳造茶杓中節・蟻腰で、利休形の先駆をなすものである。利休に先立つこと三十年早く没した道陳にしてこの形があるのは、中節・蟻腰を利休の創意とする定説に疑問を残す。道陳の茶杓には中節が多い。筒は真削りの筒で、「道陳さしやくよし」と書き付けた...
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僖首座造茶杓 きしゅそ 共筒 小長刀

僖首座造茶杓節上を長くとり節を下げた形に小長刀を表現する。節上にごま景色があり、芽痕を削り落とし、節下は角削り仕上げである。櫂先の露は丸く、二段撓めはきわめて薄造りである。筒は総削りの細筒の正面に「メ空公旨 龍安下ノ僖(花押)」、側面に「小...
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閑翁宗拙造茶杓 かんおうそうせつ 共筒 詩銘

閑翁宗拙造茶杓ごま竹で丸櫂先、腰高く節裏を抉る。父の宗旦に似た作風をなす。筒は茶と同竹で、上下を削り細め面取りし「(印) 風生竹夜窓間臥 月明松時台上行拙」と書付がある。閑翁宗拙は宗旦の長男。壺天・宗雪と号す。家を出て鷹ヶ峰の野間玄琢方に寄...
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川上不白造茶杓 かわかみふはく 共筒 銘玉兎

川上不白造茶杓白竹で樋が深く剣先形の先、逆樋の節に芽が丸い。杓幅は広く、総体に手強く堂々たる風格は不白独特である。師の如心斎の気分を踏襲しながら自己の造形をなし、独自の作としている。筒は白さびの草筒に面取りして「メ 玉兎八十三不白(花押)」...
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蒲生氏郷造茶杓 がもらうじさと 共筒

蒲生氏郷造茶杓武人を代表するがごとき豪快な作意気で、櫂先はきっぱりと折撓め、節下は腰蓑が複雑な景色をつくり、佗び味が横溢している。逆麺、厚造りながきじももかくま裏の削りは古風な雉股仕上げである。筒はごま竹の太筒を乱れ削りに面取りし、草筒に「...
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神谷宗湛造茶杓 やろうかみやそうたん 共筒 カミそうたん

神谷宗湛造茶杓宗湛作唯一のもの。白竹で細身なのは、波乱万丈の生涯を送った人の印象でないが、利休を慕っての作風であり、時代の形を伝えている。筒は草削りの皮を残し、底近く仮名書の署名は流麗。神谷家は代々伝わる巨商で、貿易・鉱山業を営み巨富をなし...
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金森宗和造茶杓 かなもりそうわ 共筒 歌銘雪似白雲

金森宗和造茶杓露から節へかけて片身替りの煤竹色の斑文があって美をなす。直腰低く、撓め方は露に至ってやや二段撓めを加える。筒は溝のある竹を真削りにし、面取りして皮目を残し、その下から「雪白雲」(花押)」と書き、側面から「峯の雪さらにふもとのこ...
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金森宗和造茶杓 かなもりそうわ 共筒 歌銘白山

金森宗和造茶杓丸撓めであるが、宗和好みの二段撓めを加味している。節を中心にして美しい斑文があり、美杓たらしめている。樋は浅く二本流れ、本樋、直腰。筒は真削りの面取り。メ印に銘の「白山」を書き、その下から五段に分けて「ふりにけん友とやこれをな...