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裂地

茶道美術鑑賞辞典

黄緞 おうどん

黄緞明代または李朝。名物裂。経糸に絹、緯糸に太い木綿糸を使った経三枚の綾地の金襴・銀襴の総称で、むっくりとした厚みをもっている。製作地や年代は明確ではないが、朝鮮李朝時代のものとする説もあり、桃山時代以後舶載されたものである。本図の裂は茶地...
茶道美術鑑賞辞典

逢坂金襴 おうさかきんらん

逢坂金襴明代。名物裂。中興名物「逢坂丸壺茶入」に小堀遠州がこの裂の仕覆を添えているところから、逢坂(または相坂)金襴と称されるようになった。本歌裂の地色は縹色の深みのある、それでいて明るさを失わない美しい青色である。本図の裂は濃い萌黄色で、...
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遠州輪違緞子 えんしゅうわちがいどんす

遠州輪違緞子明代。名物裂。小堀遠江守政一(1579~1647)の好んだいわゆる遠州緞子の数は実に多い。その中でも小堀家の家紋である花入り七宝紋(輪違紋)の織り込まれた石畳緞子は特に著名であるが、輪違紋のみで全面を織り上げた裂もまた好み裂の一...
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臙脂地草花紋更紗 えんじじそうかもんさらさ

臙脂地草花紋更紗十七世紀。インド古渡り更紗中の代表的作例である。﨟額によって白地を残し、輪郭線としているが、あとで色を差した部分もあり、重厚さを表わすのに効果的な手法をとっている。紫は臙脂に青をかけ、中心となる部分の輪郭には墨を加えている。...
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江戸和久田金欄 えどわくたきんらん

江戸和久田金欄明末清初。名物裂。この名称をもつ裂は数種あり、いずれも江戸の織工和久田の愛用した裂とも、同家伝来のものともいう。縹・浅葱・白・茶の約一センチの縦縞に、白・浅葱・茶と、白に茶・黄の細い横縞を三センチおきに挟んだものと、横縞のない...
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永観堂金襴 えいかんどうきんらん

永観堂金襴明代。名物裂。京都禅林寺(永観堂)所伝の白地角龍金襴の九条袈裟が本歌である。白の地合いは入子菱の地紋を織り出し、体をくねらせた横向き龍がやや馬蹄形の龍詰紋に金糸で現わされている。同系の中川角龍金欄に比して紋様は安定した感じが強く、...
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雲山金襴 うんざんきんらん

雲山金襴明代。名物裂。『茶器便覧』に「雲山は切なり、紫地へ共色にて模様織出す。この切れを懸けしより名とす」と記されているように、雲山裂の仕覆が添えられていたので、この茶人を「雲山肩衝茶入」と称したとしている。この肩衝に添っていた本歌裂の金襴...
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有楽緞子 うらくどんす

有楽緞子明代。名物裂織田信長の弟織田有楽(1547~1621)の所持によるのぶかつおとぎしゆうじょうしん名称と伝える。彼は元和三年(1617) 東山建仁寺の正伝庵を再興し、そ茶室如庵をつくって隠居した。またこの裂は常信緞子とも呼ばれるが、信...
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梅唐草紋緞子 うめからくさもんどんす

梅唐草紋緞子明代。名物裂。この裂は小堀遠州が寛永二年(1625)南都野田郷の久保権太輔(長闇堂)と空に命じて仕覆に仕立てさせ、松屋に遣わしたもの。松屋三名物の一つである大名物「松屋肩衝茶入」に添えられ、遠州好みの仕覆として有名となった。地色...
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上杉緞子 うえすぎどんす

上杉緞子明代。名物裂。上杉謙信(1530~178)または養嗣子景勝(1555~1623)の所持愛用の裂と思われるが確証はない。明代嘉靖頃の格調高い整斉な紋様形式を示し、紺の地合いに卍字入子菱紋を織り出し、木瓜形の枠内に桐または鳳凰紋を、木瓜...