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裂地

茶道美術鑑賞辞典

金地二重蔓牡丹唐草金襴 かなじふたえづるぼたんからくさきんらん

金地二重蔓牡丹唐草金襴明代。名物裂地合い全面を金糸で織り、入子菱を地紋として、二重蔓の牡丹唐草紋の輪郭を紺の地色で現わしている。花・葉・蔓を平織とし、金糸が入子菱地紋部分より表面に現われる部分が長いために、視覚的に浮き出るようにしている。特...
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瓦燈口金襴 かとうぐちきんらん

瓦燈口金襴明代。名物裂火燈口火燈龍金襴などの呼称がある。縹地に二重枠の菱地紋を金地で織り出し、火燈口形の中に雲龍紋をあしらった豪華な金襴であるが、金色が押えられているので派手やかさはないが、すぐれた名物裂である。地合いの菱の紋様が乱れ織技の...
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葛城裂 かつらぎぎれ

葛城裂清代。名物裂。江戸時代の遊女葛城大夫の愛用裂と伝える錦裂である。『和漢錦繡一覧』には緞子の部に入っているが、『古今名物類聚』では雑載に入れ錦として扱っているのは正しい。薄茶がかった萌黄地に二重亀甲紋を織り出し、外縁と中央に金糸で筋を入...
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織部緞子 おりべどんす

織部緞子明代。名物裂。古田織部正重然(1544~1615)の好んだと称する緞子は幾種か遺存するが、すべて梅花紋と水の組み合わせた紋様である。織部の定紋が梅鉢であったためというよりは、むしろその文芸的連想に関心があったといえる。『和漢朗詠集』...
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折枝紋モール おりえだもんもうる

折枝紋モール十七世紀。名物裂。予楽院近衛家熙が愛用した予楽院裂と同時代に織製されたモールであるが、地色に多少の薄黄色がみられ、花と葉の一部にモー金糸が使用されている。もちろんこの金糸は燃糸の上に金鍍金した銀の細板を巻いたもので、時代の経過に...
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和蘭縞木綿 おらんだしまもめん

和蘭縞木綿清代。名物裂。雲州松平家の茶人の家を包む裂地の主たるものに、和蘭木綿・蜀・有栖川裂・いちご錦などがある。特に不昧によって添えられたと推察できるのは和蘭木綿である。この裂は東南アジアの絣の一種で、オランダ船により長崎へもたらされたの...
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押分印金 おしわけいんきん

押分印金明代。名物裂。紫地の羅(薄物)に二重蔓の大牡丹唐草を置き、一部に紋様の異なる作土牡丹花紋を割り込ませた、いわゆる押分けと称する印金である。紋様の構成や牡丹花紋の形式から明代初期のものと推察され、印金中の最も優秀な遺品といえる。このよ...
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大坂蜀金 おおさかしょくきん

大坂蜀金明代。名物裂。『古今名物類聚』には「大坂蜀金 安楽庵」とある。花色地に金地で織り出し、大きな太い枠の輪の中に水禽・魚紋を内接して現わしている。一般に大坂蜀金の本歌と称するものは、日蓮上人筆の御題目の表具裂で『京都名勝志』『都名所図絵...
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大鶏頭金襴 おおけいとうきんらん

大鶏頭金襴元代。名物裂。作土金襴の最も古い裂に大鶏頭金欄がある。作土とは草花(動物)紋に、その根付いた土壌までを単一紋様として配したものである。草花紋の大小により大鶏頭・中鶏頭などと呼ぶ。地色は紅が退色したらしく、鳶色を帯びてしっくりと落ち...
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大蔵錦 おおくらにしき

大蔵錦明代。名物裂。1.2センチほどの石畳を縹・赤・萌黄・白・浅葱の五色で斜め状に織り出し、これを地紋として夕顔紋様と巻貝に波紋様を意匠化して交互に配している。古渡りと後渡りなど二、三種あったようであるが、遺存するのはこの紋様裂であり、『古...