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裂地

茶道美術鑑賞辞典

高台寺金襴 こうだいじきんらん

高台寺金襴明代。名物裂。紺地に二重夢の中牡丹唐草紋を織り出した金襴で、洛東高台寺の戸帳裂であったと伝える。他にも白地・萌黄地のごく大柄な牡丹花紋のものもあるといわれる。紋様形式としては、明代永楽・宣徳頃のものに類似している。しかし、東山裂な...
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桂昌院裂 けいしょういんぎれ

桂昌院裂十七世紀。本歌は東京音羽の護国寺伝来の振袖であり、三代将軍家光の側室で五代綱吉の生母であった桂昌院は、正保三年(1646)綱吉を産んでいるから、その頃までにつくられたものであろう。「黒地梅花模様振袖」(本歌)は寛永頃の意匠様式で、匹...
茶道美術鑑賞辞典

黒船裂 くろぶねぎれ

黒船裂明代。名物裂。桃山時代、黒船で舶載された裂の意味からこの名称がある。一般に黒船裂または黒船焼裂と称するものは、慶長十四年(1609)有馬晴信が長崎でポルトガル船を焼討したときに得た裂地であるとも、寛永十七年(1640)に渡来した船を沈...
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紅地唐草紋繡裂 くれないじからくさもんぬいぎれ

紅地唐草紋繡裂十七世紀。ペルシア刺繍(トルコ製)の一例であるが、十七世紀末頃の製作になるものと思われ、いわゆるチェーン・ステッチだけで軽妙に縫い取りがなされている。蔓唐草の旋回する曲線は自由で、織物とは異なった人なつっこい情感をたたえている...
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具留利錦 ぐるりにしき

具留利錦明代。名物裂。具留利とは周囲の意味で、表具の中廻しのことである。中国で軸物の表具に本紙の部分をくり抜き、切抜表具の形にして用いたもので、本紙のぐるり、すなわち中縁の意味からこの名称が生まれた。明代万暦錦の一種であり、織留の部分で、茶...
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雲雀金襴 くもすずめきんらん

雲雀金襴明代。名物裂。青みを帯びた萌黄地に向かい合った鳥の紋様を雲珠繋ぎのぬき輪で囲い、四隅に霊芝雲を配しているが、元来の鶴丸に雲をあしらったいわゆる雲鶴紋である。地合いは緯綾で唐花紋を織り出しているが、どことなく有職風な麺のする格調高い名...
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清水裂 きよみずぎれ

清水裂明代。名物裂。京都東山清水寺の戸帳裂として、元禄四年(1691)まで使用されていたのでこの呼称がある。同種同紋の裂が多く、いずれが本歌か判明しないが、紺の糯子地に梅花小禽紋が五色の色糸で織り出され、金銀糸が加えられている。『古錦綺譜』...
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亀甲紋唐織 きっこうもんからおり

亀甲紋唐織十六世紀。大徳寺総見院伝来の能衣装裂と伝えるこの唐織は、桃山時代以後、堺・京都を中心として盛んに織製された和製唐織の見事な作例。豪華な亀甲紋を多彩な色糸で刺繍風に織り出し、背中と袖に鶴が向かい合った姿で金糸を打ち込み、色の緯糸で浮...
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鎌倉間道 かまくらかんとう

鎌倉間道明代。名物裂。源頼朝の着衣であったとも、鎌倉建長寺の打敷とも伝えるが、いずれの説も鶴ヶ岡間道同様信じがたい。その色彩の組み合わせと縞の構成から、占城あたりから舶載された裂地に類似している。臙脂色地の中央に濃緑色の極細縞を置き、その間...
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甲北丹裂 かぴたんぎれ

甲北丹裂明代。名物裂。南蛮貿易によってわが国にもたらされた裂で、占城に似た縞柄である。鹿比丹・甲必丹などとも書くが、ポルトガル語の Capitâno(Eng. Captain)に因んだ名称であり、長崎出島の商館長や外国船の船長をさしたことば...