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茶道

茶道美術鑑賞辞典

道元緞子 どうげんどんす

道元緞子明代。名物裂。永平寺の開山道元禅師(1200~53)が、安貞元年(1227)帰国のとき、宋よりもち帰った袈裟の裂が本歌というが、実際には明代中期以後の織製になるから、別裂があったのかもしれない。また一説には西陣織屋道玄の所持とも伝え...
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藤言金襴 とうげんきんらん

藤言金襴明代。名物裂。藤玄・道言・藤権金襴などの称もあるが、伝承は不明である。萌黄の美しい地合いに菱紋を地織とし、漆箔で小鶏頭を作土紋に納め、互の目に配している。この裂には類裂が多く、角龍紋を織り出した船越角龍金襴などがある。大鶏頭金襴のよ...
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定家緞子 ていかどんす

定家緞子清代。名物裂。京都島原の定家大夫の打掛けの裂であったところからの名称である。島原遊廓が設けられたのは、寛永十七年(1640)であるから、この裂もそれ以後の渡来であり、康熙頃の織製になると思われる。色の五枚糯子地に、桔梗・菊などの二重...
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長楽寺金襴 ちょうらくじきんらん

長楽寺金襴明代。名物裂。洛東長楽寺伝来によりこの名があるが、類裂が多く諸説もあり判然としない。『古今名物類聚』には丹地(紅地の退色したもの)に霊芝雲紋の金襴と、「下手」なるものとして白地の同紋の裂が収録されている。大燈金襴に類した紋様である...
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朝鮮紗 ちょうせんしゃ

朝鮮紗李朝。名物裂。李朝中期頃盛んに縫製された、多彩な色糸と金糸で縫い取りにより紗地に紋様を施した裂である。縫紗であるが、中国風の豪華で図柄の整然とした典雅なものではなく、牡丹の花紋や葉も大ざっぱで、蔓太細があったりして、いかにも多彩でこっ...
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占城裂 ちゃんぽぎれ

占城裂明代。名物裂。縦縞の配色に特徴のある太縞の間道の中に、その産出国の名をとって占城 (Champa) と呼ばれる裂がある。占城の名はもと古代インドの都市の称であったが、インド人の東方進出につれ、その文化はインドシナに及び、その地方固有の...
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占城裂 ちゃんぽぎれ

占城裂明代。名物裂。占城の独立は漢代日南郡象林県からチャム族がユエ(バンサ)に移住したときに始まるが、ベトナムの侵入によって十五世紀後半、首都をビエンチャンに移し、貿易をファンリやファンランの港で行ない、インド・インドネシア・日本間の中継貿...
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茶地牡丹宝尽錦 ちゃじぼたんたからづくしにしき

茶地牡丹宝尽錦清代。名物裂。木綿地の地合いに、縹・紺・白・赤の絹糸で、大牡丹・石畳・卍字繋ぎ・宝尽紋などを豪華に織り出した織留の部分である。色糸は浮織とし、木綿地がむっくりして、重厚な趣のある錦裂といえる。清代初期の織製で、紋様が細かく凝集...
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丹地印金 たんじいんきん

丹地印金元代。名物裂。丹地は赤地の一種で、年代の経過により退色して淡い橙色または朱色に変化しているが、もとは鮮やかな赤色を示していたのであろう。紗の地に作土紋を互の目に配し、その中に三種の花紋を内包している。丹地の印金は特に珍 重さ:れるが...
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段織モール だんおりもうる

段織モール十七世紀。名物裂。萌黄地に赤と縹の縞を真田組織の細縞で挟み、太縞の中に花鳥紋をモール銀糸で織り出している。地の平織部分に餓状のちぢみができて、縞状の部分の間に裂自身の厚さの違いを意識させる。紋様は精巧に織り出され、流動的な唐草紋と...