少し背が低いです。
土見の部分が多く、釉止まりの景色などはすぐれた茶入をみるようで、繊細な茶人の鑑賞眼をひいたことでしょう。
口縁から落下する白釉なだれは、一条だけではあるが海鼠の青み強く、またその窯変調が腰蓑のように全体をとり巻いています。
釉寂もあり、これをみていると深山溪谷にある想いがします。
薄茶用として最上の水指。
なお朝鮮唐津水指には耳付・手桶・壺形もあり、器種としては他に花入・建水・振出・徳利・盃などがあります。
さらに同手法のものに斑唐津や蛇蝎手があって、ぐい呑などが珍 重さ：れる。
【寸法】 高さ：14.0 口径：17.4～18.3 底径：15.2～15.5 重さ：1280
