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重要文化財

古筆切

高野切 こうやぎれ

高野切伝紀貫之筆。第一種。重文。『古今集』巻九断簡。この断簡を含む第九巻きもくじきおうごを豊臣秀吉が愛蔵し、のちに高野山文殊院の木食応其(興山上人、一五三六1608)に贈られ、長らく高野山に伝来したところから、同種の古今集切を「高野切」と呼...
古筆切

熊野類懐紙 くまのるいかいし

熊野類懐紙藤原長房筆。重文。一首和歌。熊野行幸に供奉した人たちが他所での歌会に書きとめた懐紙を「熊野類懐紙」と称している。この懐紙は正治二年七月四日宮中で催された御当座のもので、後鳥羽院・家長・公経・庸季・信綱ら六葉が知られる。これらは大正...
古筆切

熊野懐紙 くまのかいし

熊野懐紙源家長筆。重文。熊野行幸二首和歌。正治二年十二月六日、滝尻王子における御法楽のときの一座の和歌懐紙で、詠題は「山河水鳥・旅宿埋火」である。同月三日、切目王子で「遠山落葉・海辺晩望」を詠進された後鳥羽院および供奉の人々、源通親・藤原範...
古筆切

熊野懐紙 くまのかいし

熊野懐紙藤原雅経筆。重文。熊野行幸二首和歌。現存が確認されている「熊野懐「紙」は三十三葉であるが、「行路氷・暮炭竈」は後鳥羽院・家隆・寂蓮ら四葉が知られる。冬の歌会であり「古谿冬朝・寒夜待春」と同様正治二年(1200) 十一月行幸の際のもの...
古筆切

絹地切 きぬじぎれ

絹地切伝藤原佐理筆。重文。『拾遺集』巻五断簡。綾絹に賀歌を書写したので「賀歌切」ともいう。最近では「綾地歌切」とも称し四首が知られる。いずれも『拾遺集』所載の歌であるが、順序が逆で巻五を巻末から巻頭へ抜書したようにみえ、歌詞も多少異なってい...
古筆切

上畳本三十六歌仙絵 あげだたみぼんさんじゅうろくかせんえ

上畳本三十六歌仙絵伝藤原信実絵・伝藤原為家詞・源重之像。重文。佐竹本が斎宮女御のみ畳の上に坐しているのに比して、この歌仙絵はすべて畳の上に坐する姿として描かれているので上畳本の呼称がある。現存が知られるのは十三葉で、位署および歌詞は二筆とも...
繪画

廬山図 ろざんのず

廬山図玉澗筆、自賛。重文。本図と「瀑布図」(617~頁上)とは、もと京都広隆寺に所蔵されていた横物の大幅を、佐久間将監が茶室に掛けるため三幅に切断したときの右二幅に相当し、切断前の姿は、根津美術館の模本(同頁下)によってわかる。廬山は江西省...
繪画

六祖破経・截竹図 ろくそはきょう・さいちくのず

六祖破経・截竹図重文。禅宗の第六祖慧能の逸話を画いた禅機図で、「破経図」は、「不立文字」すなわち観念よりも体験を重んずる禅の要諦を破経というしぐさで表象したものであり、「截竹図」は、竹を伐ったとき、鉈の音が静寂を破って響いた瞬間に大悟したと...
繪画

六祖慧能図 ろくそえのうのず

六祖慧能図伝梁 楷筆、子元祖元賛。重文。禅宗の初祖達磨から六代目、禅宗五家七宗の祖師慧能が、五祖弘忍の命によって確坊に入り、労役に従ったというぐにん『慧能伝』の一挿話に基づく画題である。図上に、北条時宗の招請によっ弘安二年(1279)来朝、...
繪画

楼台遠望・溪泉清興図 ろうだいえんぼう・けいせんせいこうず

楼台遠望・溪泉清興図孫君澤筆。双幅。重文。孫君澤については『図絵宝鑑』に「銭塘の人で山ばえんかけい水人物をよくし、馬遠、夏珪を学ぶ」とあるのが唯一の資料である。この双幅にも馬派の構図と夏珪画のもつ湿潤な筆致の両者が認められるが、それは明代に...