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重要文化財

繪画

洞庭秋月図 どうていしゅうげつず

洞庭秋月図玉潤筆。重文。瀟湘八景図の内。墨痕淋漓という形容にふさわしい撥剰とした筆致である。牧谿画と比べてより逸格的であり、いわゆる機墨の手法による濃淡墨の処理は鮮やかで、月明と大気の織り成す微妙な光線感覚は見事である。茶室では「月の絵」と...
繪画

聴松軒図 ちょうしょうけんず

聴松軒図惟肖得巌序。重文。永享五年(1433~3)、柳江侍者のためにその書斎聴松軒に題した惟肖得巌の序文をもつ典型的な書斎軸である。その後長禄二年じくうんとうれん(1458)竺雲等連らが追賛している。主山を中心に大きく配し、景物も画中全体に...
繪画

竹雀図 ちくじゃくず

竹雀図かおう伝牧谿筆。重文。「ぬれ雀」の別称をもつ。枯枝に笹葉を配し、二羽の雀が身を寄せているただそれだけの絵であるが、透徹した画境である。没骨描によって濃淡墨を刷き、「吹き墨」と呼ばれる手法を加え、余白を生かすことによって詩情を表現するこ...
繪画

雪江独釣図 せっこうどくちょうず

雪江独釣図伝馬麟筆。重文。雪の水辺に一人四つ手網を仕掛けてうずくまる漁人は、自然の中に仏法を見出さんとする求道者にもたとえられる。この画境は、絶海中津の『蕉堅稿』中の一詩にある「ひとり寒江に釣るは何処の翁ならん、莎衣雪に堪え、また風に堪える...
繪画

水仙鶉図 すいせんうずらのず

水仙鶉図徽宗皇帝筆。重文。清楚な水仙と、画面を横切る土坡を示す一本の線が、鶉の前面にひろがる無限の空間を効果的に表わしている。この余白のとり方は絶妙で、のどかな春日の一瞬を想わせ、自然の一隅の中に存在する生あるものへの愛情が細やかに表現され...
繪画

春景山水図 しゅんけいさんすいず

春景山水図伝岳翁筆、子通周量・了庵桂悟賛。重文。濃淡墨を基調に、淡彩を加えばえん明澄な描写で、春の気分が画中にあふれている。筆者岳翁は蔵丘の諱をもち、周文を師とする画僧で、周文流の馬遠様の蒼古たる画趣を夏珪様の撥剌とした画風に発展せしめてい...
繪画

出山釈迦図 しゅっざんしゃかず

出山釈迦図梁楷筆。重文。釈迦が山中六年の苦行にもかかわらず解脱を得ず、雪山を降りる姿を画いたもの。禅宗において、釈迦を人間として扱い、修行者の手本としてその行為を尊重した結果生まれた祖師像の一つ。画面を縦に対角線状に横切る断崖が明暗を分け、...
繪画

山水図 さんすいず

山水図祥啓筆。重文。謹厳な構成、楷書を思わせる精緻な描法、明澄な彩色によ真山水である。祥啓は字を賢江、貧楽斎と号した。鎌倉建長寺塔頭宝珠庵の住僧で、書記役についていたため「啓書記」と呼ばれている。文明十年(1478)京都へ上り、芸阿弥につい...
繪画

山市晴嵐図 さんしせいらんず

山市晴嵐図玉澗筆。重文。瀟湘八景図の内。本図は「市の絵」と呼ばれ珍 重さ:れてきた。『等伯画説』に「市ノ絵いそがしかるべし」とあり、これは画面に人物がおおぜい出てきて賑やかであるというよりも、世の生業による人の心の気ぜわしさが画中に感ぜられ...
繪画

三益斎図 さんえきさいず

三益斎図伝周文筆、八禅僧賛。重文。室町時代、禅林を中心に発達した水墨画の主題の中に、いわゆる三教一致の思想に基づくものがある。三益斎もそのような思想の一つの表現であった。禅宗では仏は己れの心中にあると同時に、自然万物の中にその姿を象徴した。...