古筆切 河内切 かわちぎれ 河内切伝菅原道真筆。『金光明最勝王経』巻八断簡(国宝手鑑『藻塩草』)。天平時代の写経生によって書写された『紫紙金泥経』の末尾部分である。『古筆名葉集』の聖廟(菅原道真)の条に「紫地金字経」とあるのに相当し、『増補古筆名葉集』に「紫帋金字最勝... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 烏丸切 からすまるぎれ 烏丸切伝藤原定頼筆。『後撰集』巻三断簡(手鑑『谷水帖』)。もと烏丸光広 (1579~1638)が愛蔵していたのでこの称があるが、「右近切」ともいい、公任筆の伝承となっている。四ッ半の雁皮質の料紙が用いられ、表裏に金銀砂子を撒いた粘葉装の冊子... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 金沢本万葉集切 かなざわぼんまんようしゅうぎれ 金沢本万葉集切伝藤原公任筆。『万葉集』巻四断簡(手鑑『谷水帖』)。もと加賀藩主前田家に伝えられていたところから『金沢本万葉集』と呼ばれ、断簡は「金沢「切」とも称せられた。巻二の大部分と巻四の一部の零巻が明治四十三年皇室に献上され御物となって... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 糟色紙 かすじきし 糟色紙藤原定信筆。『西本願寺本三十六人集』の『順集』断簡。『順集』断簡は九葉が知られ、継ぎ紙のものを「糟色紙」、継ぎ紙でないものを「岡寺切」といい、料紙・筆跡ともに三十六人集中の白眉といえる。同本三十六人集中の『中務集』『貫之集下(石山切)... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 春日懐紙 かすがかいし 春日懐紙聖什筆。二首和歌(裏『万葉集』)。「春日懐紙」は、春日社若宮神主中臣氏を頭領とした南部僧俗の法楽和歌会の懐紙。紙背は『万葉集』の書写に用いたものが多く、表装の際に削りとられほとんど判読できない。なお写経などに用いたものは「奈良懐紙」... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 小倉色紙 おぐらじきし 小倉色紙伝藤原定家筆。『百人一首』。藤原定家(1162~1241)が小倉山の山荘の障子に押していた色紙と伝え、「小倉山荘色紙」の名もある。宗祇(1421~1502)は伊勢の国司北畠氏から「小倉色紙」百枚を押した屏風一双のうち半双を贈られたと... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 大聖武 おおじょうむ 大聖武伝聖武天皇筆。『賢愚経』断簡(手鑑『碧玉』)。これは『賢愚経』無悩指鬢だび縁品第五十七の巻頭部分で、料紙は荼毘紙(実際には香紙)と称する胡粉地の唐紙が用いられている。「大和切」とも呼ばれ、天平時代の写経生によ大字(一行十三字)の写経で... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 大色紙 おおじきし 大色紙伝藤原公任筆。『拾遺集』巻二断簡。現存の十数葉は『万葉集』『古今集』『拾遺集』などから抜き出し、自由に散らし書にした調度風の優美な巻子本であったが、現在は色紙形に裁断されている。一首の書かれた大きさにより「大色紙」「中色紙」「小色紙」... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典
古筆切 絵因果経 えいんがきょう 絵因果経伝聖武天皇または伝空海筆。国宝。『過去現在因果経』東京芸術大学本)。巻子本の上半分に絵を、下半分に経文を書写したもので、四巻からなるが上下二巻ずつに分けているからもとは八巻であった。巻二は京都上品蓮台寺巻三上が醍醐寺報恩院 巻四上が... 2024.12.09 古筆切国宝茶道美術鑑賞辞典
古筆切 詠草切 えいそうぎれ 詠草切藤原定家筆。中興名物。題庭雪断簡。定家(1162~1241)は平安末期の脆弱な用筆に、漢字の基根となる骨法を注入して、再びその原初の姿に立ち返らせようと努力したのである。本書は詠草で卒意の書ではあるが、その筆勢はおおらかで充実している... 2024.12.09 古筆切茶道美術鑑賞辞典