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国宝

古筆切

三体白氏詩巻 さんたいはくししかん

三体白氏詩巻小野道風筆。国宝。『白氏文集』断簡。楷書・行書・草書の三体で白楽天の詩六首を書いた巻子本である。各体二首ずつで楷書は七律と五絶の十二行、行書は七律と五律の十六行、草書は七律および七絶の十八...
古筆切

熊野懐紙 くまのかいし

熊野懐紙後鳥羽院筆。国宝。熊野行幸二首和歌。後鳥羽院(1180~1239)が熊野行幸の道すがら王子社で催された法楽の御歌会の懐紙。院は建久九年(1198)19歳で譲位されたが、その後、熊野行幸は隠岐遷...
古筆切

絵因果経 えいんがきょう

絵因果経伝聖武天皇または伝空海筆。国宝。『過去現在因果経』東京芸術大学本)。巻子本の上半分に絵を、下半分に経文を書写したもので、四巻からなるが上下二巻ずつに分けているからもとは八巻であった。巻二は京都...
古筆切

一品経懐紙 いっぽんきょうかいし

一品経懐紙西行筆。国宝。一品経二首和歌。平安朝の法華経信仰に『法華経』二十八品を一巻ずつ書写した一品経が広く行なわれ、この和歌懐紙もまた各品を詠題とし、述懐と題した一首を合わせて二首懐紙としている。西...
国宝

林檎花図 りんごかず

林檎花図伝趙昌筆。国宝。画かれることのない背景をもち、限られた画面によって切断された一枝の花は、そのまま自然に接続しているのである。ここでは花の美しさだけが絹の上に定着している感じで、画家は限りなき愛...
国宝

桃鳩図 ももはとのず

桃鳩図徽宗皇帝筆。国宝。中国宋代絵画を代表する絶品。徽宗(1083~1135)は、絵画はもとより芸術全般の創作と鑑賞に、天賦の才能と情熱を傾けた人である。桃の小枝に止まる鳩を画く折枝花鳥画の典型で、画...
国宝

風雨山水図 ふううさんすいず

風雨山水図伝馬遠筆。国宝。濃墨を効果的に駆使した前景、風雨にざわめく中景の樹葉、複雑に組み合わされた遠山など、南宋寧宗(1194~1224)時代の院体山水画の構成を示している。生い茂る樹葉の一枚一枚が...
国宝

破墨山水図 はぼくさんすいず

破墨山水図破墨山水図雪舟筆、自序。国宝。明応四年(1495)76歳の雪舟が、山口の雲谷庵に鎌倉から画事修行に来ていた弟子宗淵の帰国に際し与えたもので、雪舟が会得していた水墨画の要諦を、「破墨の法」とし...
国宝

紅白芙蓉図 こうはくふようのず

紅白芙蓉図李迪筆。双幅。国宝。南宋院体画の柔軟にして精緻な特色を示している。特に匂うがごとき紅白芙蓉の花弁の美しさは絶妙で、花の部分には裏彩色が施され深みを出している。李油については元代の画伝書 『図...
国宝

漁村夕照図 ぎょそんせきしょうず

漁村夕照図牧谿筆。国宝。瀟湘八景図の内。中国北宋代山水画のもつ大観性を基調としながら、筆を思わせる粗放な筆致の中に、夕暮れの湖畔を包む大気と光の醸し出す微妙な自然の情感を表現したものである。湿潤にして...