繪画 花篭図 はなかごず 花篭図尾形乾山筆。重文。秋草を三つの花篭に入れ、画中に構図する。花の色彩と篭の墨色が対照的であり、乾山画中屈指の名作の一つである。図上方に「花といへば千種ながらにあだならぬ色香にうつる野辺の露かな」の一首を自ら書いている。乾山の文学趣味と、... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典重要文化財
繪画 撥墨山水図 はつぼくさんすいず 撥墨山水図伝雪舟筆、横川景三賛。典型的な雪舟の撥墨の手法による山水図である。墨とは淡墨で画の要所を画き、その墨の乾かぬうちに濃墨を点する手法で、中国元代の詩僧玉潤の作品に学んだものであり、それによって山水の要諦を象徴的に表現することができた... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典
繪画 瀑布図 ばくふのず 瀑布図玉澗筆。重文。「廬山図」(632~頁下)の断簡。藁筆を用いたような描法で、個性豊かな画境を展開している。筆者に擬せられる玉潤若芬は天台僧であり、本図のごとき奔放な画法は、むしろ禅林所縁画家に求めたいところである。したがって、室町時代に... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典重要文化財
繪画 敗荷鶺鴒・枯芦翡翠図 はいかせきれい・ころひすいず 敗荷鶺鴒・枯芦翡翠図牧谿筆。双幅。余白を生かし、淡墨を基調とした筆数の少ない描写は、禅的というよりはむしろ瀟洒な詩を伝えている。牧谿は蜀の人で、法常と号し、西湖のほとりに六通寺を開いた禅僧であり、日本では和尚の名で親しまれている。活躍期は十... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典
繪画 鶏図 にわとりず 鶏図宗達筆、鳳林承章賛。鳳林承章(1592~1668)の著賛をもつ宗達の水墨画の佳品である。宗達は江戸初期の画家で、光悦や光琳に比べて経歴に不明な点があるが、琳派の始祖光悦の筆による一連の「和歌巻」の金銀泥下絵を制作したものと考えられている... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典
繪画 波に千鳥図 なみにちどりのず 波に千鳥図円山応挙筆。寒風の吹きすさぶ冬の海辺を、乱れ飛ぶ千鳥の一群を画いた作品である。波に千鳥は、古来日本人の詩情を培ってきた古典的主題である。細墨線による描写は、微妙な自然の情感を表出し、水の部分は薄い藍、六羽の千鳥の脚には朱を点してい... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典
繪画 杜甫騎驢図 とほろのず 杜甫騎驢図牧谿筆、簡翁居敬賛。中国唐代の詩人杜甫が、驢馬にまたがって悠適する姿は、しばしば文人の理想として、広く道釈人物画の題材に採用され制作されている。本図は牧谿の印章をもち、図上の著賛は南宋時代の傑僧簡翁居敬であり、東山御物中の「鼓腹布... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典
繪画 遠山時雨小色紙 とうやましぐれこじきし 遠山時雨小色紙狩野探幽絵・小堀遠州詞。小堀遠州(1579~1647)の遠山時雨と題する「すみかまの煙を雲のたよりにてさぞ時雨たるらむ小野の山もと」の一首に詠われた詩境を、狩野探幽 (1602~ー七四)が、淡墨の中に一点の焦墨を落とすという象... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典
繪画 洞庭秋月図 どうていしゅうげつず 洞庭秋月図玉潤筆。重文。瀟湘八景図の内。墨痕淋漓という形容にふさわしい撥剰とした筆致である。牧谿画と比べてより逸格的であり、いわゆる機墨の手法による濃淡墨の処理は鮮やかで、月明と大気の織り成す微妙な光線感覚は見事である。茶室では「月の絵」と... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典重要文化財
繪画 洞庭秋月図 どうていしゅうげつず 洞庭秋月図牧谿筆。瀟湘八景図の内。現存する牧谿筆と伝えられる『瀟湘八景図巻』には、大軸と小軸がある。本図は小軸の断簡で他に「夜雨図」と「煙寺晩鐘図」の二図が現存する。これら巻子本の切断された時期は足利義政の時分と考えられる。『等伯画説』は「... 2024.12.07 繪画茶道美術鑑賞辞典